コメの値上がりが止まらない!時代劇俳優でもある内藤剛志、コメについて改めて考える。
文化放送「くにまる食堂」(毎週月~金曜9時~13時)は、大将・野村邦丸アナウンサーが病気療養中のため、5月8日(木)の放送は甲斐彩加アナウンサーがピンチヒッター。最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、コメンテーターで俳優の内藤剛志と、値上げが続くコメ問題について意見を交わした。
甲斐彩加アナ「先月21日から27日に全国のスーパーで販売されたコメ、5キロ当たりの平均価格は前の週より13円高い4233円で、これまでの最高値を更新しました。農林水産省が発表したもので、17週連続の値上がりとなり、去年の同じ時期の2088円と比べて、2倍を超える価格の高騰が続いています。備蓄米は段階的に流通していますが、十分な量ではなく、値下がりにつながっていません」
内藤剛志「コメ、高いですよねえ」
甲斐「高いですよね~!」
内藤「結局、多く作れなかったってことですか? 基本的には」
甲斐「備蓄米を段階的に流出しているということなんですけれど、まだなかなか手元にたくさん届いているという感じはないですね」
内藤「昼飯を早く食べたいからファストフードを食べたりすることがあるんですけど、あれって値段、少しずつ上がってるよね?」
甲斐「上がってます、もうどこもちょっとずつ値上げして。ホントみなさん企業努力をされていると思うんですけど、ご飯、お米を使っているお店はなかなか厳しい……あと、ご飯食べ放題とかおかわり自由の店ありますよね。もう今一旦やめていいんじゃないかな?って思うぐらい……」
内藤「あれ、ご飯、何であんなにたくさんおかわり出来るんだろう? キャベツと味噌汁とごはんがおかわりできるでしょ? ありがたいけど、ものすごく企業努力っていうか、お店としたら大変だよね」
甲斐「いや、ホントに特に苦しんでいらっしゃると思いますね」
内藤「コメが高いと不安になるよね。『パンが高くなりました』っていわれても『そうか』って思うけど、コメが高いっていうと何かこう……あっ、そうか。時代劇やってるからかな? コメってお金じゃないですか、時代劇の頃は。『一石』っていうでしょ? 当時、領土の広さじゃなくてどれだけコメが獲れてるかが大名の強さになるから、それがあるのかな? 深いところに」
甲斐「ああ~っ!」
内藤「映像的にこういう時ってさ、お米の棚が空になってたりしない? ニュースとかでさ、ドキドキするのってお米が流通的にうまくいってないってことよりも何か、基本的にドキドキするよね? やっぱり日本人はコメじゃないですか?」
甲斐「コメが高くなってますっていうような報道が始まった時期に、すぐ落ち着くだろうって正直思っていたのが、『こんなに長く続いちゃうんだ』っていう」
内藤「海外でさ、すごく体調崩したことがあって。食中毒みたいになったことがあるんだけど、それで全然ダメだっていうんで、フランスだったんだけど、日本のお医者さんに聞くと、やっぱり日本人はおかゆが体にいいんだって。だけど無いわけさ、そういうところに。フランスの田舎だったんで、コンソメスープとかそういうもの……彼らはそうなんだろうね。あと、炭酸飲料。これは絶対糖分や水分が入ってるじゃん。そういうところから始めるんだって。有名なやつは世界中で手に入るからね。体調を崩した時に飲むと、糖分と水分は絶対摂れると。でも『日本人はおかゆが一番いいよね』とは、日本人のお医者さんが言ってた。だからやっぱりあるんじゃないの? そういうものが」
甲斐「そうですねえ、風邪引いたらおかゆ一択……それで食べたら元気出て来るし。元気になってる気がします」
内藤「時代劇に出る時はおかゆを食べて行く。お湯だけでもいいんだけどさ、ご飯にかけて食べて早く腹に入れて行くっていうのがあるからさ。朝、クロワッサン食って現場へ行ってカツラを載せて『それがしは』って言いにくいじゃん。そう思わない?」
甲斐「すごい、内藤さんの役者魂を感じる時間になっちゃった(笑)」