自由で快適!コスパもグッド! 2馬力ボートでシーバス釣りに出掛けよう!!
自分のペースで釣りをしたい方、2馬力ボートに興味がある方、通年でねらえる釣りを楽しみたいという方…。釣りへのいろんな思いからマイボートにたどり着いた私自身の経験を元に、比較的近場で手軽に楽しめる「2馬力ボートでのシーバス釣り」をオススメしたいと思います。ぜひ当記事を参考に、ボートシーバス始めてみませんか?
自由度の高い2馬力ボート
みなさん、乗合船で隣の人と糸や仕掛が絡む「オマツリ」の経験はありませんか? 仲間内であればさほど気になりませんが、そうでない場合は気まずくなることもありますよね。
私は釣りを始めたころから気兼ねなく自由に釣りがしたいと考えて、レンタルボート屋さんの手漕ぎボートを結構な頻度で利用していました。それまでボートを漕いだ経験がなく、上手く漕げずに流されてしまったという苦い経験もあります。それでも自由で快適な釣りがしたくて調べた結果、2馬力エンジン搭載のボートにたどり着いたのです。
まずはレンタル艇でお試ししましょう!
2馬力ボートは小型船舶免許が必要ないので誰でも操船可能です。また、実は移動距離に制限もありません(小型船舶免許を要するボートで二級の場合、陸地から5海里(約9.3km)以内の海域まで航行可能という制限があります)。
だからといって、なんの知識も待たないまま大海原に出るのはひじょうに危険です。まずは知識と経験を身に付ける意味でも、必ずレクチャーを受けてから出船するようにしましょう。2馬力ボートのレンタルサービスをしているところは数多くありますよ。場所にもよりますが、大体1万円以下で借りることができます。
ボートに乗れば自分が船長になるので、自由に移動したりポイントを探ったりできますが、お店の営業時間に合わせての出船や、決められた時間までに戻ってくる必要があります。
ステップアップ!マイボートのススメ
マイボートで日の出に合わせて出船♪
レンタルボートに慣れてくると、さらなる自由を求めてしまいます(笑)。そうなると、マイボートの所有がオススメです。
私の場合は車で運べる可搬性と収納性のよさから、ゴムボートをチョイスしました。
コストパフォーマンスが高い
月に2回以上、乗合船やレンタルボートを利用するようであれば、マイボートを所有した方がコストパフォーマンスは高いと思います。ボートやエンジン、魚探や小物類といった初期費用は掛かりますが、そろえてしまえば以降のコストはかなり抑えられます。
時間に制限はあるものの、私が利用している施設(葉山港)は駐車場代を含めても2000円弱。これで1日十分に楽しめます。時間制限のない、行きつけのサーフからのエントリーにいたっては、駐車場代が1日600円とかなりリーズナブルです。低コストのため、海況が悪くなり始めたと思ったら躊躇なく撤収できるのも魅力ですね。
いつも利用しているこちらの施設の利用料はたったの840円!仲間たちとの交流が楽しい!
マイボートで楽しむようになると、同じ考えの仲間たちと港の施設に集結することが多いため、海上では安心して釣りに集中できます。いざというときに仲間が近くにいると心強いものですね! 釣り仲間のボートに便乗するなんていうことも結構あります(笑)。
馴染みの釣り仲間たち
2馬力ボートでねらえる!?東京湾奥のシーバス
釣れるときはこんな感じです
ところで、行きつけのサーフ(東京湾奥)では1年を通してシーバスが釣れるので、多くの2馬力ボートやカヤックがエントリーしています。
ちなみに、そもそも「東京湾奥」とはどこからどこまでという明確なエリアはありませんが、一般的には写真の赤枠内を東京湾奥部と呼んでいるようです。
赤枠内を東京湾奥部と呼んでいます
このエリアは遠浅で波も穏やかなことが多いうえ、私の移動範囲はサーフからだいたい300m以内と距離もそれほどないので、(個人的に)高出力のエンジンを搭載するメリットはあまりないと思っています。「流されては戻る」を繰り返すことが多いため、エンジンを切っている時間の方が長いのが実状です。
また、2馬力エンジンの重量は12~3kgほどと、高出力のエンジンと比べるととても軽いのも大きなアドバンテージになると思っています(私が所有しているもう一つの9.8馬力エンジンは26kg)。積み下ろしや陸上の移動も楽ですし、2馬力エンジンに搭載できる約1Lの燃料でも1日楽しめます(念のため予備タンク3Lは常備しています)。
シーバスってどんな魚?
シーバス
さて、東京湾奥部で手軽に釣れるターゲットがシーバス。シーバスとは「スズキ」のことです。「セイゴ → フッコ → スズキ」と名前が変わる出世魚で、体長は約5年で60㎝前後、最大では1mを超える個体もいます! 私のベストは80cmどまりですが…(笑)。
通年で釣れますが、とくに4~12月がハイシーズンとなり、まさに今は産卵前のベストシーズンといえます。
こうならないように注意が必要です
シーバスは掛かると、「エラ洗い」という口を開けてジャンプし、首を降る特有の動きを見せます。このエラ洗いが曲者で、ゴムボートの場合に取り込みが近過ぎると、エラ洗いでボートに穴が開いてしまうことがあるので、釣り上げる際は注意が必要です。
私のゴムボートもヒレパンチをやられ穴が開いたことがありますが、小さな穴だったため、エアがゆっくりと抜けていき数時間気づきませんでした。帰宅後、すぐに修理しましたが…(笑)。
オープンエリアなので釣り初心者にも最適
背景の通りオープンエリアです
私がやっているシーバス釣りのスタイルは、ストラクチャー(障害物)を攻めるような釣りではないので初心者にも安心です。東京湾奥は比較的写真のようにオープンな場所が多いので、初めてシーバスをねらう人にはうってつけかもしれませんね。
キャスティングが不安なようであれば、水深は5~15mぐらいと浅いですが「ライトジギング」でも十分楽しめますよ。
2馬力ボートでの釣行のメリット、1年中ねらえるシーバスのお話をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか? これを機に2馬力ボートやシーバス釣りをやってみたいと思ってもらえると幸いです。
マイボートでお手軽にシーバスがねらえます
【参考タックル】
●ロッド:
BASS ONE R 163ML-2(シマノ)
●リール:
BASS RISE(シマノ)
●ライン:
ナイロン3.5号
●ジグヘッドワーム:
ジャックアイ フリフリシャッド(ハヤブサ) 20g ブルピン
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レポーター
プロフィール:城戸 祐介
釣り歴10年、ゴムボート歴9年。エサ釣りから始まり、最近ではおもにSLJやタイラバ釣行を神奈川や千葉で楽しんでいます。ゴムボート釣行の魅力をみなさんに知っていただくと同時に、ゴムボーター仲間を増やしていけたらと思っています。「きんどん」という備忘録をYouTubeにて公開していますので、よかったらチャンネル登録をお願いします♪
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