高嶺のなでしこ、先輩・村重杏奈の金言に「ポジティブで生きていきたいと思います!」<映画『悪鬼のウイルス』完成披露上映会>登場
映画『悪鬼のウイルス』が、本日1月12日(日)に<完成披露上映会>を開催。
同作でヒロイン・日名子役で映画初主演を務める村重杏奈をはじめ、日名子の友人で都市伝説YouTuberの智樹を演じる太田将熙、日名子、智樹とともに怪奇を追う颯太を演じる桑山隆太(WATWING)、日名子たちが訪れた旧石尾村で“悪鬼”蔓延るなか生活する女子高生・マイを演じた吉田伶香、同作で初めて映画主題歌を担当した高嶺のなでしこ、25歳の新鋭監督・松野友喜人が登壇した。
本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
映画上映前、大勢の観客の熱気あふれるステージに立った村重は“今日はこんなにたくさんの方が来てくださるとは思っていなかったのですごく嬉しいです。一生懸命アピールできたらと思っています”と挨拶。さらに桑山が“フライヤーSNSとかでも、僕のビジュアルが出ていると思いますけど、主演は村重さんです”と冗談めかすと、“ありがとう譲ってくれて”と笑った村重。こんな調子で、登壇者たちは終始和気あいあいとしたやり取りをくり広げた。
村重にとって同作は映画初主演作。“私は今までアイドルをやってきたんですが、センターに立たせていただくことが私の人生で本当になかったので。ちょっとソワソワしているんですけど、今日はこういう形でセンターに立たせてもらって、すごく気合が入ります。頑張りたいなと思います”と力強くコメント。また劇中の芝居についても“最初に監督から言われたのが、本当に自分たちの感じで大丈夫ですということ。もちろん役ではあるんですけど、そのままでいてくださいということだったので。わりと素のところが多かった気がします”と振り返った。
桑山が“1番力を入れたのがアクションでした”と振り返ったとおり、同作ではホラー要素だけではなく、アクション要素もふんだんに織り込まれている。劇中で、武装して戦う女子高生・マイを演じた吉田が“(太田演じる)智樹と(桑山演じる)颯太と私はアクションがあったので。その3人でアクションの練習をしていたんですけど、本番と違って何もないところで練習をしていて。実際の本番ではものがあったり、全速力で走ったり、本気で戦ったりとなって、それは難しかったです”と振り返ると、登壇者たちは口々に“マイのアクションがカッコよかった”と称賛。さらに太田が“実際映画を観てもらうと、みんなマイちゃんのファンになっちゃうんじゃないかというくらいにカッコいいんですよ。逆に僕が演じる智樹は、みんなが襲われるきっかけとなる役なので。僕のことは嫌われてしまうかもしれない。それくらいマイの好感度が高いんです”と笑いながらつけ加えた。
しかし、その流れで“最後は……”とあわやクライマックスのシーンについて、ネタバレ寸前のトークを披露しようとする吉田。それに気づいた登壇者一同は、“あぶない! あぶない!”と、そのネタバレを全力で阻止。そんな登壇者たちのワチャワチャした攻防に会場がドッと沸く中、“今日は爪痕を残そうとしている?”とツッコんだ村重に会場は爆笑。
そんな中“私、1個すごいなと思ったシーンがあるんです!”と挙手した吉田に、“恐いな……”と警戒する共演者たち。しかし、松野監督の“ネタバレはないから大丈夫”という許可を得た吉田が、改めて“(村重演じる)日名子が牛乳をふくシーンがあるんですけど、そこはめっちゃ綺麗に飛沫が飛んでいるので、ぜひ観てもらいたいです”と明かすと会場は大笑い。“あれはバラエティで培ったものだから”と笑う村重は、“ホラー映画ではあるんですけど、撮影現場はけっこう和気あいあいとしていて。正直、村重も初現場だったので。どんな感じなんだろうと思っていたんですけど、こんなに楽しくできるんだというのが印象的でしたし、監督も同い年だったので。村重の映画のイメージって、「そこは違う!」と言われながら監督にボロボロにされるというものだったので、そういう風に言われるのかなと思ったんですけど、けっこうお互いに相談し合うようなスタイルで進みましたね”と振り返った。
ここからは同作の主題歌「アイのウイルス」を担当する高嶺のなでしこがゲストで登場。グループを代表して城月が“私はホラー作品が大好きなので。最初にオファーをいただいた時は、え?と声を上げてしまって。驚きと喜びを隠し切れませんでした”と述懐。さらに主題歌について“主題歌の声は映画に沿った感じで心を込めて歌いましたし、日名子さんの心情に寄り添った歌詞になっているので。ぜひそこにも注目していただきたいなと思いました”とコメント。キャスト陣もこの楽曲については絶賛で、桑山も“この歌はめちゃくちゃカッコいいんで。ぜひ映画館の音圧の中で聴いていただきたいなと思います”と会場に呼びかけた。
大人と子どものはざまにいる主人公たちがサバイブしていく、という同作にちなみ、今年の新成人となる葉月紗蘭、東山恵里沙に、先輩の村重から人生をサバイブするためのアドバイスを送ることになった。そこで“村重も人生をサバイブしまくってきましたからね”と切り出した村重は、“でも、やっぱりポジティブ一択だと思います。村重は26歳になって。ちょっとずつ大人になってきていますけど、ポジティブで間違いなかったなと思うので。これからたくさんのことが起きると思うし、ヤバい、どうしようと思うこともたくさんあると思うけど、ポジティブでいればなんとかなるという精神で、村重はここまで来れたので。とにかく何があってもポジティブで、元気いっぱいで。笑顔で頑張ってほしいなと思います”とエールを送った。
そんな先輩・村重からの“金言”を受け取った東山は、“貴重なアドバイスをいただいてすごく嬉しいですし、村重さんはいつも明るく接してくださるので。すごく説得力があるというか。心に響いたので。ポジティブで生きていきたいと思います!”とコメント。その言葉に“よかった”と胸をなで下ろす村重。そして続く葉月が“私もポジティブになれるように実践していきたいと思います。東山よりは上手にコメントできないんですけど……”と語るも、すかさず村重が“ネガティブになってるよ! 全然そんなことない! 最高のコメントです!”とフォローするなど、まさにポジティブなコメントで会場をパッと明るくした。
最後は、ヒロイン・日名子たちを襲う脅威“悪鬼”にちなみ、登壇者全員による豆まき会を節分本番に先駆けて実施。劇中では“鬼は内! 福は外!”というかけ声が登場することから、この日はそのかけ声で豆まきを実施。同作オリジナルの厄除け儀式で公開に向けてのゲン担ぎを披露。“ちょっと混乱する豆まきでしたが、これで大ヒット間違いなしということでいいんじゃないですか?”と会場に尋ねると、大きな拍手がわき起こった。
そして、村重が“ホラー映画が苦手な方もいるかもしれませんが、この映画はけっこう楽しめるんじゃないかと村重は個人的に思っています。感情が上がり下がりするホラー要素で楽しめる部分もありますし、私たち1人ひとりの役どころで、いろんな感情が飛び交って。ここはなんだろうと思うところもたくさんあります。1回観てもスカッとする映画ですし、2回目は、みんなが感情を揺さぶりあっているところも楽しめたりもすると思います。何回観ても面白い作品になっているので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたら”と会場に呼びかけた。
イントロダクション/ストーリー
“旧石尾村って知ってる?”
YouTuberの内川智樹(太田将熙)は都市伝説調査の動画を撮るために、仲間の日名子(村重杏奈)、颯太(桑山隆太)、奈々枝(華村あすか)を連れ出して、神隠しの噂があるという旧石尾村へ向かったが、その後全員が消息不明になる。 数日後、村外れのトンネル付近で4人が借りていたレンタカーが警察に発見され、現場に落ちていたビデオカメラには驚愕の映像が残されていた。施錠された家々、武装した制服の子供、監禁された大人、そして新月の夜に発症する奇病“腐り鬼”に侵される大人たち……。この村では一体何が起こっているのか!?
本作のヒロイン日名子を務めるのは、バラエティを中心にモデルとしても活躍中の元HKT48村重杏奈。映画初主演となる本作で、惨劇に見舞われる主人公・日名子を体当たりで演じる。また、日名子の友人・智樹を、映画、ドラマで活躍中の太田将熙、颯太を注目のダンス&ボーカルグループ・WATWING(ワトウィン)の桑山隆太、奈々枝をNETFLIXドラマ『シティハンター』でも注目を集めた女優、モデルの華村あすか、旧石尾村に住む高校生・マイを映画、ドラマの他モデルとして活躍目ざましい吉田伶香など、フレッシュな顔ぶれが演じる。
原作は『最後の医者は桜を見上げて君を想う』など、フィクションとノンフィクションの垣根を越えた著書で多くの読者から支持を受ける二宮敦人の傑作ホラー小説『悪鬼のウイルス』。監督は『オカムロさん』で鮮烈なデビューを飾り、本作が長編2作目となる松野友喜人が原作とは一味違った衝撃のイニシエーションホラー映画に仕上げた。
この冬、忌まわしい伝説の扉が開く……。
■出演
村重杏奈
太田将熙、桑山隆太、華村あすか、吉田伶香
【監督・編集】松野友喜人 【プロデューサー】山本清史 【脚本】山本清史、小田康平
【配給】イオンエンターテイメント 【映倫区分】PG-12
2025年1月24日(金)全国公開
©2025二宮敦人・TOブックス/映画『悪鬼のウイルス』製作委員会