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低価格でボリューミーな“沖縄食堂文化”を堪能!「沖縄家庭料理の店 ケンミン食堂」(那覇空港グルメ)

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沖縄県民にとっては馴染みのメニューが並び、観光で訪れた人たちにとっては沖縄気分を存分に味わえる。「沖縄家庭料理の店 ケンミン食堂」はそんな店だ。訪れるのは、那覇空港の従業員と観光客がおよそ半々ほどの割合だという。ケンミン食堂のコンセプトは、その全ての人たちに安くご飯を提供できる食堂だ。

1番人気はとんかつ+ポーク玉子の「Cランチ」

ケンミン食堂の不動の1番人気メニューは「Cランチ」 。他のメニューの追随を許さないほど注文が入る。 ボリュームと低価格が売りのCランチは、メインのとんかつは安さを追求しながらも決して薄くはなく、むしろしっかりとした食べ応えがある。ニンニク香る味が濃い目のソースをかければ、白ごはんがいくらでも食べられるのは間違いない。 すまし汁が付くのはもちろん、そこにポーク玉子もついてくるのが、とんかつ定食ではなくCランチたる所以だ。

ちなみにこの「Cランチ」というのは沖縄の「食堂文化」的なメニューで、安さがコンセプトのケンミン食堂にはオンメニューしていないが、沖縄スタイルの食堂だとBランチとAランチも合わせてメニューに並んでいる。A→B→Cは松竹梅のような序列になっていて、それぞれおかずの品数とボリュームが値段とともに変わっていく。 例えば、ケンミン食堂のCランチは「とんかつ+ポークたまご」だが、仮にBランチがあったとすれば「とんかつ+ポークたまご+唐揚げ」のように、主に“茶色いおかず”が増えていくカロリー足し算スタイルになっている。おかずの内容はそれぞれ沖縄県内の昔ながらの食堂によって違っており、ハンバーグや海老フライ、刺身が並ぶこともある。

ともあれ、ケンミン食堂でCランチを食べれば、沖縄食堂ならではの食文化の一端も味わえるということだ。

「スペシャルそば」は沖縄そばの“良いトコ取り”

もう1つの人気メニュー「ケンミンスペシャルそば」は、特製のソーキ(あばら肉)と三枚肉(ばら肉)、そしてかまぼこと薄焼き卵がのっている、いわば沖縄そばの“良いトコ取り”の一品 。

麺は沖縄そばの伝統的なスタイルでゆで麺で、特注の平打ち麺を使用 。200gというボリューム感で、安くて多いのはまさしく沖縄食堂文化を体現している。 スープはカツオ出汁よりも旨みと香りが強い宗田節をメインに、豚骨の出汁と合わせてこってりとした濃い目の味に仕上げている。ひと口すすると、しっかりとボディ感のある力強い出汁の輪郭を感じられる。

少し甘めに味付けされたソーキと三枚肉をかじりながらスープを飲むと、宗田節の魚介の香りと塩気が引き立ち、その混合した風味の中に飛び込ませるために麺をすくい上げる箸が止まらなくなるはずだ。

ちなみにCランチについていたすまし汁も、宗田節をメインに白だしを加えて作られており、旨み強めで仕上げられている。

チャンプルーにちゃんぽん…豊富なうちなーメニュー

※こちらの内容は2025年5月撮影時のものです。価格は現在変更されています。

Cランチ、スペシャルそばのほかにも、沖縄の食堂ではド定番のトーフチャンプルーやゴーヤーチャンプルーといったチャンプルー(炒めもの)の定食、さらに麺ではなくて白ご飯の上に肉野菜炒めの玉子とじがのっている沖縄ちゃんぽん、県産の豚足を煮付けたコラーゲンたっぷりの「てびち」がのったてびちそばなど、沖縄の食文化を感じられるメニューの数々を提供している。

【アクセス】 店舗の場所は那覇空港国際線エリアの3階、国際線のチェックインカウンターを越えた端に位置する。店内は空腹を満たしつつ、ほっとひと息つけるような落ち着いた雰囲気。

店を出てすぐ右手のエスカレーターを登れば、4階の展望デッキにも出られるので、食後の腹ごなしに離着陸する航空機を観に行くのも乙だ。

沖縄家庭料理の店 ケンミン食堂住所

〒901-0142沖縄県那覇市鏡水150 那覇空港 国際線旅客ターミナルビル 3階

電話番号

098-840-1248

営業時間

11時〜19時30分(ラストオーダー 19時)

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