ヒナセショッピングセンター 4月に天満屋ストア傘下へ 店名、雇用はそのまま
食品スーパー「旬鮮食彩館パオーネ」を赤穂と日生で経営するヒナセショッピングセンター(磯野幸則社長)は17日、天満屋ストア(岡山市北区、野口重明社長)に全株式を譲渡する契約を結んだ。今年4月1日に株式を譲渡し、グループ傘下に入って店舗の営業を継続する予定だ。
天満屋ストアによると、赤穂店と日生店は4月以降も「パオーネ」の屋号で営業し、現在働いている従業員はパートも含めて雇用を維持する。移動スーパー「とくし丸」も引き続き稼働する。
ヒナセショッピングセンターは1976年設立。赤穂の店舗は当初会社名と同じ名称で宮前町にあり、2001年に塩屋へ移転したのを機に現在の店舗名に改称した。関係者によると、昨年以降、コンサルタント会社の仲介で天満屋ストアと協議を行い、株式譲渡の話がまとまったという。磯野社長は4月以降も役員として店舗運営に関わる予定だ。
天満屋ストアは岡山、広島、鳥取の3県で「天満屋ハピータウン」「天満屋ハピーズ」などの名称で総合スーパーや食品スーパーを計46店舗展開。兵庫県内への進出は初めてとなる。同社は「今後当社グループの人材、店舗運営ノウハウ、仕入れルート、組織としての購買力を活用し、地場のお客様にとってより魅力を感じていただける店舗づくりを行っていく」としている。