蓮華寺(沼目) 知恩・報恩の大切さ説く 日蓮上人の命日に法要
日蓮宗の開祖である日蓮聖人の命日が10月13日であることから、全国の日蓮宗寺院では御会式(おえしき)行事が行われ、市内沼目の蓮華寺(渡邊健樹住職)でも20日に営まれた。
毎年この日に御会式を営んでいる同寺。今回は日蓮宗の女性布教師として全国で活躍している、延本妙泉さんを講師に迎え、「自分の心と向き合う〜心を育てる」をテーマに講演が企画された。
当日は同寺の檀家や近隣住民ら80人が参加。延本さんは、日蓮宗が「知恩報恩」という恩を大切にすることを法華経の教えから説いていることから、「自分が受けている恩に気づく知恩と、その恩に報いる報恩を大切にすることで、自分自身にも素直な気持ちで向き合うことができる」と語った。
また日蓮聖人の幼少期の修行の苦難を語る場面では、参加者の涙する様子が会場のあちこちで見られた。