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【30代の恋活白書】割り勘=私って価値がないの?デートの『お金問題』リアルレポート|CLASSY.

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【30代の恋活白書】割り勘=私って価値がないの?デートの『お金問題』リアルレポート|CLASSY.

インターネット上でも女子トークでも定期的に議題に上がり、終わる気配のないこの論争。「もうそんな時代ではなくなった」と頭ではわかっているものの、どうしても「デートでの割り勘=自分の分のお金を払う」以上の意味が発生してしまう理由を考えました。

\【女性】が割り勘をためらう理由/

初回デートでは気持ちよく奢って男らしさを見せてほしい!

決して毎回奢ってほしいわけじゃないし、最初だけでも奢ってくれるという姿勢が見たい。「次は私が払うね!」と関係も続きやすいはず。(金融関連・27歳)

お金を受け取られた=あ、友達ってわけね、と判断する

デートだと思っていた自分がバカバカしくなる瞬間。(美容関係勤務・27歳)

割り勘の人を見ると、倹約家なんだと信頼できるけど…

誰にでも奢る人ではないのだと安心できる一方、「初回デートの割り勘=好意がない」と思ってしまう自分もいます…。(メディア関連・26歳)

最初だけでも奢って第一印象を良くしておこうと思わないその気持ちって、結局脈がないってこと

初回は奢っておいたほうが無難なはずなのに、あえて割り勘にするって相手からの「脈ナシです」メッセージだと思ってます。(PR・30歳)

お会計が割り勘だと自分に魅力がなかったんだな…としょんぼり。

お会計=その日のデートの通信簿だと思っています。相手に「ご馳走したい」と思ってもらえなかった自分を反省&自信喪失…。(IT関連・27歳)

前日からイメトレもしてメイクも完璧に仕上げたのに割り勘だったらふざけんな!ってなります(笑)

洋服選びに、ヘアセットにメイクに…。準備の段階で時間もお金も使っているから、初めてのデートぐらいご馳走してくれないと逆に平等じゃないと思ってます。(広告代理店勤務・28歳)

自分が男性だったら、好きな女性には絶対に奢る

という気持ちがあるだけに、「割り勘だった=本気じゃない」というモヤモヤが消えない。奢るって、好意のアピールですよね。それをしないということは私には本気じゃないということ。(秘書・29歳)

年齢による。年上、またはお金を持っているほうが払えばいいと思う。

男女関係なく、そう思ってます。(医療関係勤務・27歳)

初回から割り勘にする人ってあんまり稼ぎに余裕がないのかな?

お金に余裕がある人とのデートで割り勘だったことがないから。収入に対するお会計の比率が大きかったら、それは奢るのは厳しいよねと思う。(アパレル関連・26歳)

\【男性】が割り勘をためらう理由/

時間を作ってくれたお礼も込めて初回は奢ってる

あと、男としての見栄も多少は張りたい。(IT関係勤務・27歳)

あまりにも会話が続かなかったら手切れ金感覚で奢ることもあります

お会計のときの探り合いみたいな空気が面倒だから、こっちでさっさと払うほうが早い。(鉄道関連・27歳)

男女平等な社会を目指しているはずでは?

相手も自分も収入が変わらない場合、「男性だから奢る」という感覚がわからない。(金融関連・26歳)

結婚を見据えた交際には割り勘でも嫌な顔をしないコを選びたい

自分は初回こそ割り勘派。割り勘になっても表情が曇らないコに魅力を感じます。(商社勤務・27歳)

かっこつけたいので気になっている女性だったら奢ります

逆に友達だと思っている女のコには奢りません(笑)。デートじゃないときは、後輩だったら男女問わず奢ってる。(自営業・30歳)

無理してかっこつけても今後続かないから初回こそ奢らない

奢り続けるのは現実的に無理。その後に続くデートで奢れなくなると「思ってたのと違った…」となって、そうなるほうが不親切だと思う。(サービス関係勤務・28歳)

奢るって、自己満足。

楽しかったら「ありがとう」という意味で、あまり楽しくなかったら自分が盛り上げられなかったということだから、その反省として奢る。(商社勤務・26歳)

付き合いたいと思えなかったら割り勘にするかも

ごめんなさい。(IT関連・30歳)

同い年って聞いたら割り勘でいいかなと思う

相手がけっこう年下だったり求職中だったら自分が払うけど、同じぐらいの収入なら割り勘にしています。(建築関連・32歳)

(相手に好意があるときは)喜ぶ顔が見たいから、初回はご馳走します

「今日楽しかったな」と思ってほしいから。(広告代理店勤務・30歳)

私たちはなぜ「男性には奢ってほしい」と思うのか?

〈説①〉 奢ってもらうことで「自分には価値がある」と思いたい
「奢ってもらえなかった=自分に魅力がなかった」と判断することは、自分の価値を相手に委ねているということ。恋愛も結婚も「自分で選ぶ」ことが必要になったこの時代、お会計に“相手からの評価”を見出すことに意味はあるのでしょうか。

〈説②〉 「かっこよさ」「頼りがい」「男らしさ」を見せてほしい
「お金を払う=男らしい」と判断するその基準は、女性も男性と同じ条件で働けるように作られた男女雇用機会均等法施行前にあった価値観。ジェンダーに縛られない多様性を目指す社会において、この感覚は手放したほうが男女ともに生きやすくなるのでは。

〈説③〉 そもそもそんなに行きたいデートではなかった
「この人とデートしたい!」そう思える相手と楽しい時間を過ごせたなら、お会計なんて些末な問題なはず。仕事や友人との約束でも発生する「メイクをしたのに」「洋服を選んだのに」という準備への対価をお会計に求めるのはなぜでしょうか。

令和になっても恋愛は初回のデートで奢られないとうまくいかないものですか?

気持ちよく奢ってくれてお礼LINEが来たその後…
友人が「気が合いそう!」と紹介してくれた彼と雰囲気のいいビストロで初デート。話も盛り上がり楽しくてあっという間に終電の時間に。お会計どうなるかな?と思っていたら彼がさくっとお支払い。お礼を伝えて別れたあと、帰り道に「また遊ぼう」というLINEも受信。脈あり!と思って日程を返したらそこから既読スルー。2カ月経つけどいまだに返事はありません。(PR・30歳)

年齢も収入も近い彼との無理しすぎない関係が好き
今までデートでは奢ってもらったり割り勘だったり、いろんなケースがありました。今の彼との初デートは自然な流れで割り勘に。手持ちの現金がなく(汗)、PayPayでいい?と確認。別れたあとに届いたありがとうLINEに「5,000円送ってもらえるかな?」と金額が書かれていたので自分の分を送金。今、結婚指輪を一緒に選びに行く段階になっています。(マスコミ関連・30歳)

「奢ったんだからいいよね」。この風潮、どうにかなりませんか?
初回からスマートにご馳走してくれていた2歳上の彼。奢ってくれる=女のコ扱いしてくれている、と感じられてうれしくて。大事にしてくれてるんだな

と今後の関係を考えていたところ、3回目のデートの帰り道に「ホテル行かない?」の言葉。「彼氏以外とはちょっと…」と返したら「じゃあ付き合おうよ」と彼。またゼロから彼氏探しをしています。(アパレル関連・28歳)

イラスト/ヤマサキミノリ 取材/岸本真由子 編集/陣内素実 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2024年12月号「初めてのデートは奢ってほしい私はダメですか?」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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