「そろそろ準備をしよう!」海水温でメバルの到来を予測する 適水温は12〜16度
メバルは春のイメージが強いが、冬が本番の魚でもある。ネットで見る事の出来る海水温の予測グラフでは海の中はここからぐーっと涼しくなってくる。そろそろメバルの準備に取り掛かろう。
春告魚は11月でも釣れる
漢字を読むとメバルは春のイメージを持つが、冬が本番の魚でもある。11月頃から陸近くに接岸し始め、産卵の為にエサを良く食べる。12月を過ぎると托卵個体が徐々に見られるようになる。
産卵後、体力が回復してきてパワフルさを取り戻す4月頃が釣りターゲットとしては一番面白い時期だろう。
11月初旬、アオリイカを探しに近場の漁港に立ち寄ったのだが、本命は不発。ある程度ダメだろうなと予想が付いていたのでライトゲームの道具も持って行った。
足元にセイゴらしき魚影があったので通してみると、メバルが食いついてきた。まだ数は少ないようで、他にメバルは見えなかったが予想外のメバルに嬉しさと冬の到来を感じる事となった。
メバルの適水温
メバルの適水温は12〜16度と言われている。メバルを釣りやすい12月と3~5月の水温を考えると妥当な水温だ。だが、その水温でなければ釣れないわけでもない。
水温が一桁くらいになってしまうとさすがに浅瀬から魚が抜けてしまったり食いが渋くなるケースが多いが、16度より多少高い分には問題なく釣れる。実際、メバルは梅雨ごろの水温20度くらいまでは釣れる。
水温は魚のやる気のバロメータのひとつとなるので、自分が通う釣り場の水温は知っておいた方が良いだろう。もちろん水温が全てではないので、ベイトフィッシュの接岸や天候の影響で急に食いが立ったり渋くなったりはする。
ネット情報を取り入れながらポイントを選定する
海水温はネットで調べることが出来る。便利なもので、結構ピンポイントの場所まで水温を見ることが出来る。
しかしあくまで参考値であり、河川の流入や海底に直射日光が当たるほど浅いエリアでは時間帯によって海水温度は変わってくる。ネットで下調べをしておき、目星を付けてから現地で水温計で測るのが最も確実だろう。
私の住む北部九州エリアは11月中旬現在は海水温が20度を切った位だ。ネットで見る事の出来る海水温の予測グラフでは海の中はここからぐーっと涼しくなってくる。そろそろメバルの準備に取り掛かろう。ズボラなので昨シーズン使ってそのままのプラグ達のハリを整えてやらねば。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>