子どもの熱中症予防に。夏にぴったり「冷たいみそ汁」で“食からサポート”
発酵食品マイスター・スキンケア指導士の坂下莉咲です。暑い日の外遊びや通園・通学で、子どもは想像以上に汗をかいています。熱中症予防には、水分・塩分・そして身体を支える栄養素のバランスが大切。今回はそれらを一杯でまとめていただける、火を使わない冷たいみそ汁レシピをご紹介します。
1.子どもが熱中症になりやすいのはなぜ?
子どもは体温調節機能が未熟で、身体が小さい分熱をため込みやすい傾向があります。
さらに地面からの照り返しの影響も受けやすく、大人より高い体感温度で過ごしています。
だからこそ、こまめな水分と塩分、栄養の補給が日々の積み重ねとして大切です。
2.冷たいみそ汁は“飲むように食べる”夏の味方
みそは塩分とミネラルが摂れる調味料。
カニカマでたんぱく質、もずく酢でクエン酸などの酸味、きゅうりで水分と食感を補います。
火を使わず作れるから、暑さで食欲が落ちた日にも、スッと入る“食べる水分補給”として重宝します。
3.酸味と香ばしさで“疲れ”と“食欲のなさ”をやさしくカバー
酢に含まれるクエン酸は、疲労物質の分解をサポートする成分。
さらに揚げ玉や小ねぎの香ばしさ、清涼感のあるきゅうりが、夏のバテた気分を軽やかにしてくれます。
毎日の“ちょっとした食ケア”が、元気を底から支えてくれるはずです。
参考資料:環境省 熱中症環境保健マニュアル 2022
暑さで食欲が落ちがちな日にも、さっと作れて、身体にうれしい栄養がしっかり摂れる冷たいみそ汁。
水分・塩分・たんぱく質をまとめて補えるので、子どもの熱中症対策にも役立ちます。
火を使わず簡単に作れるので、ぜひお試しください!
きゅうりともずく酢の冷製みそ汁
材料(2人分) 調理時間10分
熱湯……100ml
和風顆粒だし(味の素ほんだし)……小さじ2分の1
氷水……300mL
みそ……15〜20g
きゅうり……2分の1本
もずく酢……80g
カニ風かまぼこ……40gほど
揚げ玉……お好みで
小ねぎ(小口切り)……お好みで
作り方
1 耐熱ボウルに熱湯と和風顆粒だしとみそを入れて混ぜる。
2 1の全体が馴染んだら氷水を入れて混ぜる。
3 きゅうりは輪切りに、カニ風かまぼこは食べやすくほぐしておく。
4 器に3のきゅうりとカニ風かまぼこ・もずく酢を盛って2を注ぐ。
5 最後に揚げ玉と小ねぎをかけたら完成。
小ねぎはなしでも十分おいしいので、お子さん用には省いてもOKです。
坂下莉咲/発酵食品マイスター/スキンケア指導士