シーパラで緑園学園児童がワカメを収穫 給食で提供も
横浜・八景島シーパラダイス=金沢区八景島=で3月4日、横浜市立義務教育学校緑園学園の5年生児童約130人が、同施設「うみファーム」で、12月に植え付けた約150株のワカメを収穫した。ロープには約70cmのワカメが等間隔に植え付けられていた。
児童たちは引き上げたロープを手に「普段はカットワカメばかりだから新鮮」などと話しながら、茎をちぎりワカメを袋へ入れ計量し、持ち帰った。収穫したワカメの重さからは、二酸化炭素吸収量を算出することができる。参加した相澤紗那さん(11)は「ワカメが取れないようにロープに付けるのが難しかった。自分が植えたワカメが大きく育っていて感動した」と笑顔で話した。収穫したワカメは同校給食のビビンバで提供される予定。
株式会社横浜八景島がワカメの収穫体験イベントを始めて今年で14年目。同校では10月にワカメや地球温暖化などについての出前授業、12月には同校体育館で数センチの「赤ちゃんワカメ」の植え付けを行った。飼育員の野村俊介さんは「自分たちで植え付け、収穫したワカメを食べることで子どもたちに海の恵みについて、興味を持ってもらえたら」と話した。