慶応大学野球部が進路発表 くふうハヤテが獲得乗り出す清原正吾選手は… 静高出身の部員はテレビ局へ
■慶大野球部が部員46人の進路発表 清原選手は「非公表」
慶応大学の野球部が来春に卒業する部員の進路を発表した。10月24日に行われたプロ野球ドラフト会議で指名から漏れ、静岡市に本拠地を置く「くふうハヤテベンチャーズ静岡」が獲得への意思を見せる清原正吾内野手は「非公表」となっている。静岡高校時代に甲子園に出場した藤田大和さんはテレビ朝日に就職する。
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慶応大学の野球部は公式ホームページで選手、コーチ、アナリスト、マネージャー計46人の進路を公表した。西武や巨人などで活躍した清原和博さんの息子で、プロ志望届を提出していた清原正吾選手は「非公表」だった。
清原選手は今秋のドラフト会議で指名されず、独立リーグなど複数の球団が獲得に興味を見せていると言われている。その中の1つが、来シーズンの巻き返しを図るくふうハヤテだ。くふうハヤテからは早川太貴投手が阪神から育成3位で指名されており、NPB12球団に進む道も開かれている。
■静高出身者はテレビ朝日 清水東出身者は東京ガス
発表された進路には、静岡県の高校から慶応大学に進んだ選手の名前も並んだ。静岡高校3年生の時にセンバツに出場した藤田さんはテレビ朝日に進む。センバツでは代打で出場して安打を記録。大学では学生コーチを務めた。
清水東高校出身の杉山勇征内野手は東京ガスに就職する。杉山選手は小学生の頃に東京六大学選抜の試合を見たことがきっかけとなり、六大学でプレーする憧れを持った。選手は大学で区切りをつけるという。
清原選手と同じく、ドラフトで指名漏れとなった水鳥遥貴内野手は社会人野球の名門・明治安田生命で現役を続ける。その他の選手は、経済産業省や日本政策投資銀行、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーやAmazonジャパンなどに進む。
現在、慶応大学野球部の監督を務めている堀井哲也監督は静岡県函南町出身。県内屈指の進学校・韮山高校から一般入試で慶応大学に進学して野球部に入部。その後は三菱自動車川崎で野球を続け、現役引退後はJR東日本などで指導者を務めた。2019年12月から慶応大学を指揮している。
(SHIZUOKA Life編集部)