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「もう二度と登りません」 中国人大学生が5日間で2度も富士山で遭難 救助費用の負担は?

Shizuoka

■富士山は冬季閉鎖中 8合目付近で倒れて救助

東京都に住む中国籍の大学生が4月26日、富士山の8合目付近で動けなくなって翌日の未明に静岡県警の山岳救助隊に救助された。富士山は冬季閉鎖中にもかかわらず、この大学生は22日にも登山をしており、その際に置き忘れた携帯電話を取りに行くため、再び富士山に向かったという。

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県警によると、富士宮口8合目付近で倒れている男性を登山者が見つけて110番通報した。倒れていたのは都内に住む27歳の中国人大学生だった。高山病とみられるが、命に別状はなかった。

この男子大学生は22日にも富士登山をしていて、その際も「アイゼンをなくして下山できない」と救助を要請した。わずか5日間で2度も救助されたことになる。

富士山は25日に富士宮口を含めて5合目に通ずる県道が開通したが、山頂につながる登山道は今も閉鎖されている。今回の大学生は幸いにも命を落とすことはなかったが、冬季の富士登山はリスクが高い。この大学生は警察に対して「もう二度と登りません」と反省の言葉を口にしているという。

閉山期間の登山で一度ならず、短期間で二度も救助要請した事態に、規制や罰則を求める静岡県民も多い。「冬季に登山をして救助要請をしたら費用の負担はもちろん、高額な罰金を設けても良い」と話す人もいる。

救助には当然、ヘリコプターを稼働させる費用や人件費がかかる。救助する人たちにも危険が伴う。警察は今回の中国人大学生に救助の費用を請求しない方針だが、同様のケースを防ぐには厳罰を含めた新たな一手が必要になるかもしれない。

(SHIZUOKA Life編集部)

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