「ピュアキュン初恋」から「オトナ夫婦愛」まで“愛の力”にハートを射抜かれる初秋オススメの韓国新作映画3選
初秋に観たい感動の韓国映画3選!
記録的な酷暑にうんざり気味かと思いますが、とはいえ秋の足音も確実に近づきつつある今日この頃。そして秋といえば、芸術や食事、スポーツなど様々なものをじっくり楽しめる季節です。
ということで今回は、景色も彩づく初秋に映画館で観たい韓国映画を3作ご紹介。EXOのド・ギョンスが主演する『シークレット・メロディ』を筆頭に、様々な壁に直面しながらも愛の力で乗り越えていく姿が印象的な、心にポッと暖かな灯りがともる感動作をぜひ映画館で!
『あなたが眠る間』(9月5日(金)公開)
妻の記憶を失くした 2 年間の記憶。それは夫が守り抜こうとした秘密。
想像を超える夫婦の在り方に、衝撃と感動が押し寄せる――
一見幸せそうに見える、ある夫婦。しかし、妻は大切な記憶を失っていて、夫は大きな秘密を抱えていた。小説家の夫・ジュンソク(イ・ムセン)と美術講師のドッキ(チュ・ジャヒョン)は幸せな結婚生活を送っていたが、ドッキは過去の事故の後遺症で2年分の記憶を失っていた。
献身的に支えてくれるジュンソクに、ドッキは深い愛情を感じる一方、彼の行動に違和感を覚えることがあった。記憶を失くした2年間の出来事を教えてほしいと頼んでも、ジュンソクはなぜか教えようとはしない。そんな中、ジュンソクは執筆の仕事でしばらく家を離れることに。
数週間が過ぎた頃、ドッキは衝撃的な1本の電話を受ける。追い打ちをかけるように、明らかになっていく夫の謎の行動。愛した夫は一体何を隠していたのか? やがてドッキは予想もしなかった真実に辿り着く――。
深い愛でお互いを思いやる夫婦に待ち受ける未来とは? 夫が“秘密”を“秘密のまま”にしなければならなかったのはなぜか? そして真実を知ったドッキは、どうするのか……最後に明かされる真実を、ぜひ劇場で目撃しよう。
『あなたが眠る間』は9月5日(金)より全国公開
『君の声を聴かせて』
君の声を聴きたくて、僕は君を追いかけた。
手のひらで紡ぐときめき。優しくピュアな初恋の物語。
2009年に制作された台湾映画『聴説』を韓国でリメイクした本作は、2024年の釜山国際映画祭<Korean Cinema Today>部門の招待作品としてスペシャルプレミアされ好評を博し、その後の一般公開でも観客動員数初登場第1位を獲得するなど、多くの観客を魅了した。
大学を卒業したものの、やりたいことが見つからず、両親が営む弁当屋を手伝うことになった就活生ヨンジュン(ホン・ギョン)。聴覚障がい者ながら水泳のオリンピック代表を目指す妹ガウル(キム・ミンジュ)を懸命に支えるヨルム(ノ・ユンソ)。弁当の配達先で出会ったヨルムに一目惚れしたヨンジュンは、大学で習った手話を通じてヨルムと心を通わせてゆく。
注目の若手俳優たちがみずみずしい演技で織りなす初恋を描いた本作。恋をした相手にハンデがあったとしても、その困難を乗り越えようとする二人の懸命さとピュアさに触れた時、心がじんわりと温かくなること間違いなし。
『君の声を聴かせて』は9月26日(金)より全国公開
『シークレット・メロディ』
初恋が、よみがえる。
偶然の出会いと奇跡の旋律が奏でる、“想定外”のエモーショナル・ラブストーリー
スランプ中のピアニスト・ユジュンと同級生のジョンアは、古いピアノが奏でる音に導かれるように出逢い、ひと目で惹かれ合う。奇跡的な巡り合わせが発端で始まった二人の幸せな時間は、しかし長くは続かなかった……。
ジョンアは言えない“秘密”を抱え、二人はすれ違う日々を過ごすことに。その真実が明らかになった時、二人は未来を自分たちの手で選ぶために、お互いの元へ走り出すのだった。
2005年に大ブームを巻き起こし、日本でも京本大我ら主演でリメイクされたジェイ・チョウ原案の台湾映画『言えない秘密』をベースにした本作。等身大で共感演技力の高い稀有な俳優として知られるド・ギョンス(EXO)とウォン・ジナのタッグにより、最高純度のラブストーリーに仕上がっている。
初秋から冬にかけて撮影された落ち着いたトーンの美しい映像や、「猫ふんじゃった」のジャズアレンジ、ショパンなどクラシックの名曲の数々が、エモーショナルな雰囲気を纏いながら描かれる。ユジュンがジョンアの“秘密”を知り、二人で選んだ結末を目にした時、きっと大切な人の姿を思い浮かべるはずだ。
『シークレット・メロディ』は10月3日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開