愛犬が『何もない場所』を見つめている5つの理由とは 何がみえているの…?考えられる原因を解説
犬には霊感がある!?
愛犬が何もない場所をただボーッと見つめていたり、何もない場所を見つめながら、吠えたりすることがあります。
その様子を見て「霊感があるのでは?」「何かいるの?」と、考えたことがある飼い主さんもいるのではないでしょうか。
古くから犬は、人間には見えないものを感じいわれてきました。たとえば、犬が人間の感情や健康状態を気づく力があるという話もあり、それと同じように、霊的な存在をも感知できるのではないかと考えられることがあります。
実際のところ、現代の科学では証明することが困難であるとされていますが、犬の優れた感覚や、犬種特有の行動パターン、体調などからくる行動であると考えられています。
今回は、愛犬が何もない場所を見つめている霊感以外の理由を探っていきます。
愛犬が何もない場所を見つめている理由
1.音を聞いている
愛犬が何もない場所を見つめているのは、音を聞いているのではないかと考えることができます。
これまでに聞いたことのない音が聞こえてきたとき、その音に興味を持ち、「あれは何だ?」と真剣に聞いているのでしょう。
不信な音が聞こえてきたときは、警戒し、怯えたり威嚇したりすることもあるでしょう。何もない場所を見つめているのは、その方向から音が聞こえてきているからです。
2.声を聞いている
愛犬が何もない場所を見つめているのは、声を聞いているのではないかと考えることができます。
犬は遠吠えをすることで仲間と情報を交換したり、報告し合ったりすることがあります。どこかで遠吠えをしている犬の声を聞いているのかもしれません。
おともだち犬やその飼い主の声、野良猫が喧嘩をしている声にも反応し、そわそわと落ち着きない仕草や行動をしながら着ていることがあります。
何もない場所を見つめているのは、その方向から声が聞こえてきているからです。
3.ハウスダストが舞っている
愛犬が何もない場所を見つめているのは、ハウスダストが舞っているのを見ているからなのではないかと考えることができます。
ハウスダストは、部屋の空気中を待っているチリやホコリですが、1mmもない小さなもので、目にはなかなか見えません。
0.1~0.3程度しかない犬の視力でも見ることはできませんが、動体視力に優れた犬には、ハウスダストが舞っている姿がとらえられているのかもしれません。
ハウスダストには、ダニの死骸・ダニの糞・カビ・花粉・細菌・繊維・犬や人間のフケなどが含まれています。
愛犬が何もない場所を見つめているとき、それがハウスダストなのでは…と感じたときは、空気の入れ替えをしたり、空気清浄機を稼働させたりして、部屋の空気をキレイにしましょう。
4.小さな虫を見ている
愛犬が何もない場所を見つめているのは、壁や天井に止まっている小さな虫を見ているからなのではないかと考えることができます。
夏には、薄暗い場所に蚊が止まって休んでいることがよくあります。冬には、様々な虫が寒さから逃れるために部屋に入ってきます。タバコシバンムシやチャタテムシがよく見かける虫でしょう。
人間の目にもハッキリと見ることができる大きさの虫ですが、壁紙の色や照明の明るさによっては、気づきにくいことがあります。犬が見ることができるのは、やはり動体視力によるものでしょう。
5.病気が潜んでいる
犬が特定の場所をじっと見つめる行動には、病気が関係していることがあります。
✔白内障や緑内障
✔聴力の低下
✔腫瘍
✔認知症
✔てんかん
もしこのような行動が頻繁に見られる場合や、いつもと違う行動を愛犬がとっている場合は、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
まとめ
愛犬が何もない場所を見つめている理由を5つ解説しました。
✔音を聞いている
✔声を聞いている
✔ハウスダストが舞っている
✔小さな虫を見ている
✔病気が潜んでいる
飼い主には見ることのできない何かを見つめ、唸ったり吠えたりすることがあります。うるさい!と怒ったりせず、一緒に見つめて見ると、意外な正体が発見されるかもしれません。
飼い主に知らせたくて吠えることもあるので、まずは愛犬が何もない場所を見つめている理由や原因を探ってみましょう。