綾瀬市 スタディクーポンが継続 塾に行きにくい中3生へ
綾瀬市が昨年度、経済的理由で塾に行きにくい中学3年生を対象に付与し始めたスタディクーポンが、今年度も継続することになった。
県内自治体では珍しく、今年度から相模原市もスタートさせている。
生活保護や就学援助を受ける世帯の3年生が対象で、最大8万円の学習塾用クーポンが使える。専用サイトでポイントの利用手続きを行い、生徒自身がまとめで使ったり、分けて活用するなど、アレンジできるのも特長のひとつ。近隣市の塾や通信教育を含む52教室で使うことができる。
3年生の部活動がひと段落し夏期講習などが始まる8月から利用でき、2月末までで54人が利用し、401万円分のクーポンを交付、これまでに282万円分が使われた。今年度も目標のスケジュールで80人の利用を想定し、クーポン分の640万円を予算計上している。支援事業には大学生ボランティアによる面談もある。中学生11人が利用し、年上の先輩が親身になって相談を聞いてくれるとあって好評の声もあったという。