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【富士山周辺】生き物たちが目覚めた二ツ塚を下山 後編 ~新間いずみ1万円ひとり旅~

テレしずWasabee

テレしずWasabee わさびー

富士山に登ったかのような満足感が得られる「二ツ塚」の登山コースをご紹介します。今回は後編、暗闇の中の上りから一転、下山は光があふれ、動物たちにも出会いました。

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二ツ塚(下塚)の頂上にあったハート

静岡発のアイドルグループfishbowl(フィッシュボウル)の新間いずみが、予算1万円で行きたいところに旅をする「新間旅」。今回は富士山周辺を楽しみます。

登ったら下りる!

富士登山は大変ですが、富士山のすそ野にある「二ツ塚(双子山)」の登山は初心者でも挑戦しやすい“富士登山”です。

そんな二ツ塚に登り、頂上でのご来光を楽しんだあと、待ち受けているのは下山です。

この景色を独り占めにしたい気持ちがなくなるくらいまで目に焼き付け、山を下りる決意を固めます。

下山スタート!

午前5時半。すっかり周囲は明るくなり、さっきまでは暗くてよく見えなかった草木の様子が鮮明に見えます。

そんな中なんだか斜めに生えている不思議な木があります。

これは山での強風によって木が耐えられなくなって斜めになっているそうです。

自然のすごさを感じました

写真だけで見るとすごく風が吹いているように見えますね。

今回は私の日頃の行いがいいためか、山頂からの景色にパワーをもらって風を操ることができたのか、風が強く吹くこともなかったので、トリックアートを見ているような気持ちになりました。

夜と朝でまるで別世界

登りは真っ暗で静かな山のイメージでしたが、下山時には虫の羽の音や鳥のさえずりで一気に賑やかになりました。

同じ道とは思えないくらい夜と朝は別世界です

さっき同じ道を通って登ってきたはずなのに、その時とは印象がまたガラッと変わり、周囲の景色にくぎ付けです。

下山は下りるだけと考えていましたが、意外とこの下りるのが難しい。

踏んだ小石がコロコロ動いて、すべってしまうことを「石車に乗る」と言います。

そんな石車に注意して慎重に降りて行きます。

下山にも少しずつ慣れてきた頃、上りでは行かなかった地点に行ってみます。

幕岩ってなんだろう

途中の看板にも書いてあった「幕岩」へ。

この幕岩に行くまでの道がかなり険しい。

木の枝が剥き出しになっていたり、段差もかなり急で、道とは言いにくい道を降りて行きます。

石車に乗らないように慎重に降ります

進んでいくと大分開けたところに出ました。

そして大きなごつごつとした岩の壁があります。

これが「幕岩」です。

幕岩

設置されていた案内板によると、幕岩は富士山の噴火で流れ出した溶岩などが積み重なりできたそうです。

その流れ出した溶岩の最下部はなんと約1万年前のもので、三島まで流れ下っているそうです。

富士山の歴史を幕岩で感じてきました。

野生の〇〇に遭遇!

再び登山道に戻り下山をしていると、一緒に登山をしているWasabee編集長が「寄り道していい?」と。

ついて行ってみると皮が剥げた木が現れました。

皮を剥いだ犯人は

これはシカが木を食べた跡だそうです。

そのすぐ近くには土を掘ったような跡もあり、この森でも動物が暮らしているのだと感心していると、なんだか視線が。

犯人はこの中にいる

ご本人登場。シカです。

ばっちりとシカと目が合い、首を真っすぐにしてこちらを見ている様子は、凛としていてかっこよかったです。

ところがシカは増えすぎて問題になっているそうです。この日は何回もシカと遭遇しました。

ちょっと遠いけど2ショット

生まれ変われるパワースポット「御胎内」

午前6時半過ぎ、登りで1番最初に休憩をした看板の辺りまで降りてくることができました。

看板に書いてある「須山御胎内」へ行ってみることに。

御胎内に行ってみます

ポツンと鳥居が現れました。

ここだけが静寂に包まれて、時間の流れがゆっくりに感じました。

須山御胎内

「須山御胎内」は富士山の噴火によってできた洞窟で、その形がお母さんの胎内に似ていることから「御胎内」と呼ばれています。

鳥居の奥、茶色いフェンスの下に洞穴があります。

こちらは立ち入り禁止の洞穴

この洞窟をくぐり抜けることで、お母さんの胎内からもう一度出てくるように、生まれ変わることができると言われています。

鳥居の奥の洞穴は崩れやすいので立ち入り禁止ですが、反対側にある洞穴は入ることができます。

私も実際に潜ってみると、なんだか心がスッキリしました。

生まれ変わり成功です。

生まれ変わってふたたび歩き出すと、登山口はもうすぐそこ。午前7時、「須山御胎内入口」に戻ってきました。

新間、下山した

この入り口の名前はあの洞穴から来ていたのだとここで気づきました。

再び今回の旅の出発地点の「水ヶ塚公園駐車場」へ。

深夜2時には輪郭しか見えなかった富士山の姿がはっきりと見えました。

水ヶ塚駐車場に戻ってきました

いま下りてきたばかりの二ツ塚もよく見えます。

二ツ塚は上塚も下塚も小さな火山で、噴火の跡だそうです。

二ツ塚もはっきり見えました

そんな富士山をさらにはっきり見ることができる展望台が近くにあったので登ってみることに。

駐車場から片道20分で行ける、腰切塚という小さな丘の上に展望台はあります。

腰切塚も火山の跡です。

今日は火山に登ってばかりです。向上心ですね。

展望台までは駐車場から徒歩20分くらいです

展望台からは富士山だけでなく、周りの山が一望できて写真撮影にぴったりです。

私はこれから富士山を見たら二ツ塚を真っ先に探すことでしょう。

皆さんもこれから富士山を見るときに二ツ塚を気にかけてみてくださいね。

もしかしたら今日も新間が登山中かもしれません。

■施設名 水ヶ塚公園
■住所 静岡県裾野市須山2308-5

取材/新間いずみ

!CAUTION!
◎各所に案内看板がありますが、道迷いの可能性がまったくないわけではありません。特に分岐では、地図や登山アプリなどでルートを確認するのを忘れないようにしてください。
◎適切な服装と装備で楽しんでください。
◎時期や天候によってコースの状況が変わっている可能性があります。インターネットなどでできるだけ最新の状況を確認するようにしてください。
◎静岡県全域でクマの目撃情報が相次いでいます。油断せず、クマ鈴、クマ撃退スプレーを携帯しましょう。

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