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キャラクターソング「Nonde!」公開記念、『Toxic-a-Holic』ディオン役・志麻さん インタビュー|お酒系の楽曲は自身にとって新たな挑戦

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

アース・スター エンターテイメントとKADOKAWAによる「毒物男子×謎」をテーマにしたメディアミックスプロジェクト『Toxic-a-Holic(トキシカホリック)』。

本プロジェクトは、人類を脅かす謎の敵「void(ヴォイド)」に唯一対抗できる存在であり、人類にとって有害な「毒」を持つ「toxient(トキシエント)」と呼ばれる知的生命体――通称「毒物男子」たちを描く侵食型プロジェクトです。

今回、毒物男子たちのキャラクターソングを収録したアルバム「Vox Venena Vo.1」の情報が解禁されました。そこでアニメイトタイムズは、アルバムに収録されるキャラクターソング「Nonde!」を歌唱したディオン役の志麻さんにインタビューを実施。

自身にとって初というお酒がテーマになっている楽曲の収録秘話やプロジェクト始動から半年が過ぎた『Toxic-a-Holic』についてを深掘りしていきます。

 

 

【写真】『トキホリ』キャラソン公開記念:志麻インタビュー

ディオンとして精一杯の声で歌えたかなと思います

──収録お疲れさまでした。早速ですが、ディオンのキャラクターソングの収録を終えたご感想をお聞かせください。

志麻さん(以下、志麻):ありがとうございます。最初のイメージやともっと「パリピ感」というか、「イケイケどんどん」みたいな印象なのかなと思っていたんですけど、意外にもそうではなくて結構大人の余裕というか。「ああ、こういう方向性の曲なんや」っていう驚きがありました。

もっとコール&レスポンスがめっちゃ多くて、大学生ノリのような曲なのかなと思っていたのですが、そうでもなかったという、妙に落ち着いていましたね。

 

 

──そういえばレコーディングしてからMVが完成するまでがとても早かったとお聞きしました。

志麻:そうなんですよ!

自分もソロや浦島坂田船でのグループ活動をさせていただいているのですが、やっぱりレコーディングしてからのMV制作は普通は一ヶ月、二ヶ月と制作期間がかかるという認識なんです。でも、今回は「え?こんなに早くできたんや!? どんな裏技を使ったんやろう」って驚くぐらいのスピード感でした。

──別媒体でのサポーター役・やみえんさんとの対談インタビューで「キャラクターソングがあるならどんなイメージ?」というような質問をされた際に「コールボーイ」が例に挙げられていて、そこから考えると「Nonde!」はまた違ったベクトルの楽曲が来たという感じですよね。

志麻:そうですね。良い意味でお客さんからは「あっ、そっちなんや!」っていう、ちょっと期待を裏切るような曲だったかもしれません。

──最初のイントロを聴いたときに、どことなく懐かしさのようなものも感じました。

志麻:ふふふ(笑)。なんとなく分かります。この例えが正しいかは分からないけれどマイケル・ジャクソンっぽさはありますよね。

普段から歌は歌っているんですけど、あんまり歌ったことのないようなタイプの曲ではあったので、初めて聴いた時は「おお、新しい挑戦やな」という感じでした。まぁでも、こういうお酒系のテーマの歌の収録は録っていて面白かったです。

 

 

──ラップパートも印象的でしたが、難しかった部分やこだわったところはありましたか?

志麻:ラップに関しては全然難しいという感覚はなくて、普段からラップも歌わせてもらっているので、ラップ系の曲というのはわりと歌いやすくはあり、今まで身につけた技術が活かせたかなと思います。

だけど、キャラクターソングなので、キャラクターの声を維持しながらラップをするのは、ちょっと難しかったかも。歌を覚えるときは、最初は地声でメロディーを覚えてから、キャラクターの声に落とし込むようにしているんですけど、その過程が今回は少し難しかったかなという印象です。

──キャラクターの声で歌う際、具体的にはどういうことを意識されたのでしょうか?

志麻:やっぱり作ってる声なんで、普段の地声だったら出せるキーもキャラクターの声だと少し出しにくかったりして、「キャラソンって大変なんやな」って思いました。

多分、普通に気持ちよく出せるキーのポジションはあったと思うんですけど、そこがうまくハマっているかどうかはまだ分からなくて。でも、ディオンとして精一杯の声でやれたかなと思います。

お酒トーク炸裂! 酒飲みに刺さるお気に入りのフレーズとは?

──志麻さんのお気に入りのフレーズや歌詞を教えてください。

志麻:「終電も世間も気にせんで。もっとちょうだい。」っていうフレーズは一番酒飲みには刺さりますよね。

大人になってくると終電とか世間のこととかを気にしないといけないんですけど(笑)。それを気にせず飲めるというのは酒飲みからすると嬉しいことかもしれない。

 

 

──終電を気にしなかったら「タクシーしかない!」みたいな状態になりますよね。

志麻:それがね、若い頃はわりと朝まで飲んだりとかで気にしてなかったんですけど。もう今は、死ぬからね。朝まで飲んでいたら(笑)。体調が悪くなるんじゃなくて眠くなってきます(笑)。

──(笑)。お酒で言うと、最初の「お茶割り〜♪」「焼酎〜♪」っていうフレーズは、後からじわじわと面白く感じてきますよね。

志麻:たしかに(笑)。完全に大学生のノリみたいな感じですからね(笑)。多分、初見で聴くと「何て言ったんやろ?」感はあると思います。

ディオンはお茶割り派なんやなと思いましたね。俺はお茶割りがちょっと苦手なので……。

──そうなんですね! ちなみに、ご自身がお好きなお酒を教えてください。

志麻:中の人はやっぱり、ビールですかね(笑)。

──ディオンも酒飲みですが、志麻さんはどれくらいお酒を嗜まれるのでしょうか?

志麻:ディオンは酒で色々やっているイメージですよね。俺はずっと淡々と飲んでます。

でも、大学生ノリみたいな、いわゆる一気飲みとか変な飲み方をすると、さすがに「うっ……」ってなりますけど、普通に飲んでる分には、わりかしいくらでもいけちゃう気がしますね。(ディオンは)変な踊り踊ってるしふらふらしているけれど、ディオンにはもしかしたら酒の強さは負けるかも(笑)。

 

 

それぞれのキャラクターが見えてきて良いトーキョー支部になってきた

──ここからはキャストさんとのお話に移ります。『Toxic-a-Holic』でのキャストさんとのエピソードがあれば教えてください。

志麻:うーん。まず、収録が基本的に別々なので、他の声優さんとはイベントくらいでしか会わないんです。

でも、(シアン役)土岐くんとは他のコンテンツでもご一緒することが多くて一番交流があるかな。最近だと(支部長役)木村さんとも一緒にご飯行かせてもらったりしてます。(ヘムロック役)古川さんとも別のコンテンツを一緒にやってたりして、ラジオでご一緒させていただいたのが最後かな。わりと初めましての方が多いですね。

──『Toxic-a-Holic』が始動してから半年が経ちました。情報解禁生配信イベントでは偶然誕生日が一緒だった「アン」が気になるとお話しされていたのも印象的だったのですが、現時点での気になるキャラもやはりアンなのでしょうか?

志麻:これはなかなか酷な質問ですねぇ。誰やろ……。アンはもちろん可愛いんですけど。でもチェインは相方なんでチェインとの絡みも面白いし、意外とヘムロックは硬派に見えて変なところがあったりもするし、シアンのツンデレも可愛いと思うし、アーゴットは意外と天才やし、C.B.は謎やし。みんな好きで、めっちゃ逃げてる回答ですけど箱推しかな(笑)。

やっぱり、ボイスドラマも毎週欠かさず見させてもらっているんですけど、やっとそれぞれのキャラクターの役割とかが見えてきたなかで、良いチーム、良いトーキョー支部だなって感じてます。ここからの展開もさらに面白くなってくると思うので、よりキャラ同士の絆であったり支部に対する想いはより強く現れてくるかもしれないです。とにかく、みんな良いやつです(笑)。

 

 

──お答えいただきありがとうございます! 今後のプロジェクトで個人的に「これをやったら面白そう」と思うことを教えてください。

志麻:前は脱出ゲームをやったら面白そうっていう話はしていたんですけど。

やっぱりキャラクターがしっかりしているので、ボイスドラマだけでなく、例えば舞台とかアニメ、目で見て楽しめるようなコンテンツ展開になっても面白そうだと思います。声だけでなく、姿や動きでも表現されると、より深く楽しんでもらえる気がします。

──たしかに、2.5次元はぱっと想像できます。

志麻:なんか想像できますよね。すごく合いそう。ちゃんと役者さんを探せば、それぞれのキャラにしっかりと合った方が見つかる気がしますし、舞台化したら面白いんじゃないかなと思います。

──お話いただきありがとうございました。それでは最後に、キャラクターソングを楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。

志麻:このプロジェクトが始動して半年ちょっとぐらいだと思うんですけど、それぞれのボイスドラマを通してキャラクターの魅力を感じてもらっていると思います。

そして今回のキャラクターソングを通じて、さらにそのキャラクターが好きになったり、他のキャラにも興味を持ってもらえたりすると思うんです。

このディオンのキャラソンを聴いて、ディオンの魅力が伝われば良いなと思っていますので、もっと愛してあげてください。そんな気持ちでいます。

 
[取材・文/笹本千尋 撮影/MoA]

 

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