犬が散歩中にリードを引っ張ってくるときの心理6つ どんな理由が隠されているの?対処法まで解説
犬が散歩中にリードを引っ張ってくるときの心理6つ
犬の飼い主さんの多くが悩むことといえば、散歩中の引っ張り癖があげられます。犬がリードを引っ張るのをやめさせたい方は、まずはその理由を知りましょう。
以下では、犬が散歩中にリードを引っ張ってくるときの心理6つをご紹介します。
1.興奮している
散歩が大好きな犬は、「散歩に行くよ」と声をかけられた瞬間からハイテンションになってしまい、その興奮が冷めないまま外に出かけることも多いのではないでしょうか。
散歩を始めたばかりの子犬も興奮しやすく、終始グイグイとリードを引っ張り続ける犬もたくさんいます。
2.好奇心から
外の空気や音など、何気ない場所でも犬は刺激を感じやすいです。そのため、早く気になるにおいや音のする方へ辿り着きたい気持ちが高まり、リードを思い切り引っ張ってしまうことも少なくはありません。
3.危険を感じている
歩いている途中で、急にスピードを早めてリードを引っ張るのは何らかの不安や危険を感じている可能性があります。愛犬にとって苦手な犬や猫が近くにいたり、大きな音を耳にしたのかもしれません。
気になる場合は周囲に何があるのか確認すると、愛犬の苦手な対象物を少しずつ理解できるようになります。
4.縄張り意識が高まっている
家の外には、ほかの犬や動物が残したマーキングや抜け毛、ふん尿などがたくさんあります。そのため、縄張り意識が高まってしまい、周囲を警戒する意味で勢いよくリードを引っ張ってしまうことも多いです。
5.飼い主の指示が伝わっていない
「まて」「とまれ」と言っても犬がリードを引っ張ってしまう時は、飼い主の指示が曖昧できちんと伝わっていない可能性があります。飼い主との距離がある場合も伝わりにくく、かえって犬が混乱してしまっている可能性も少なくはないでしょう。
6.運動不足やストレスのため
日頃の運動時間が少ないと、散歩中に思い切り体を動かそうとする場合もあります。ストレスが溜まっている犬も散歩中に興奮しやすく、落ち着いて行動しにくくなります。
犬が散歩中にリードを引っ張る際の対処法
犬が思いっきりリードを引っ張ると、首や体を痛めたり、通行人にぶつかったりなど何かとトラブルが発生しやすいです。落ち着いて散歩を楽しむために、先ほどの犬の心理や理由を踏まえた上で以下の対処法を試してみてください。
リードの持ち方を見直す
飼い主さんと愛犬のほどよい距離感を保つために、リードの持ち方を見直してみましょう。飼い主さんの手を下げた状態で、愛犬が横にくる長さ40〜50cm程度に持ち替えます。
安全のためにややたるみを付けたら、もう片方の手で中間地点をにぎり。それ以上余った分は手に巻きつけましょう。ちょうどいい長さがわかったら、結び目を付けておくと目印になりますよ。
できたらおやつを与える
落ち着いて散歩を行うために、リードを引っ張らずに歩くトレーニングを行います。その方法としておすすめなのが、「引っ張らずに歩けたらおやつを与える」というもの。
落ち着いて歩けたら「いいこ!」と褒めておやつを与えるのがポイントです。指示もはっきりした口調で出してくださいね。
最初は家の中でトレーニングを行っても大丈夫です。何度か繰り返すうちに、飼い主さんの横をキープできるようになってきますよ。
アイコンタクトを取る
散歩中に愛犬とアイコンタクトが取れる関係を目指すと、「まて」「とまれ」といった指示も聞いてくれるようになります。日頃からトレーニングを行うと、徐々に信頼関係が深まっていきますよ。
家を出る前からハイテンションになる場合は、玄関前で一度アイコンタクトを取ってクールダウンができるとよいですね。
引っ張ったらその場に立ち止まる
これからは散歩中に愛犬がリードを引っ張ったら、その場にピタッと止まるようにしてみてください。すると、引っ張ってはいけないんだと少しずつ理解するようになります。
反対側へ方向をチェンジする
愛犬が興奮状態でリードを引っ張ったら、くるっと回って反対側へ方向をチェンジしちゃいましょう。愛犬が主導権を握るのではなく、あくまでも飼い主さんであることを伝えることができます。
まとめ
犬が散歩中にリードを引っ張ってばかりいると、飼い主さん自身もくたびれてしまいますよね。
安全に散歩を行うためにも、ぜひ今回の対処法を試してみてくださいね。