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水郷田名 子連れでゆっくりランチ 老舗旅館に親子カフェ

タウンニュース

広い座敷で遊ぶ子どもたちとゆっくり食事を楽しむ保護者たち(写真上)と桑茶パスタ(同下)

相模原は座敷の食事処が少ない、子育て世代にゆっくり食事を楽しんでほしい--。市内在住の保育士5人が今年2月、水郷田名の老舗割烹旅館「旭屋」で子どもとゆっくり過ごせるカフェをオープンした。子どもたちは広い座敷で保育士と遊び、保護者たちは安心して食事を楽しむことができる。営業時間は平日の午前11時から午後3時まで。

親子に優しい場所を

カフェの名前は「あそびこ」。「ちょっと遊びに行こ」と気軽に立ち寄ってほしいとの思いが込められている。

運営メンバーの5人は全員子育て中で、「市内でくつろげる場所が少ない」と悩む当事者でもある。中心メンバーの加藤貴子さんは「日々やることがいっぱいあるので外食したいけど、子どもがゴロンと寝っ転がれる場所があまりない。子どもと親に優しい場所をつくりたかった」と話す。

メニュー開発はメンバー自ら行い、相模原産の食材と親目線での工夫にこだわった。メインメニューは「子どもの世話をしながらだと伸びちゃうので普段食べにくい」パスタ。麺には相模原産の桑の葉が練り込まれており、鉄分などの妊婦が気にかける成分が含まれている。

取材で訪れた4月16日のお昼頃は3組が同店を利用していた。SNSで同店の存在を知り、横浜から来たという1歳児の母は「子どもを遊ばせながらゆっくり食べられるのがいいと思って来た」と話す。

市内在住で80代の4人組も訪れていた。「近所に子どもがいないし、今の時代やたらに声をかけられないので子どもを見ることができていい」と笑顔で話していた。

「資格生かしたい」

運営している5人は同じ保育園で働いていた同僚で、勤め先の閉園を機に「保育士の資格を生かしたい」とカフェオープンに至った。平日昼間の営業をしていなかった「旭屋」を間借りし、同館の支援を受けながら営業している。

同館女将の江成深雪さんは「昼間の時間に息を吹き込んでくれたのが嬉しい。江戸末期から続く旅館の歴史の重みがあるだけでなく、今の時代に馴染んでいけることを感じた」と話す。

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