「すべて変態的」元・教団の美人信者が命がけの告発!韓国カルト教団の“衝撃の実態”と教祖の“蛮行”『すべては神のために:裏切られた信仰』
俗に「神も仏もない」とはいうものの、それでも救いを求める人は後を絶たず、また「神も仏もない」と感じる状況だからこそ、人は何かに縋りたくなる。しかし世の中そんなに甘くない。現実には、神の救いを求めて伸ばした手を掴み、地獄の底へ突き落とす手合いもいる。韓国の新興宗教団体で起きた教祖中心の危険な実態を描いた『すべては神のために:裏切られた信仰』のエピソード1「摂理、神の花嫁」は、それを象徴している。
元・教団の美人信者が命がけの告発
冒頭、元信者の若い女性が涙を流しながら当時を語る。後に続く“教団トップの蛮行”を予感し、胸がざらつくが、実際に語られる被害はその想像を遥かに超えていく。
「あの人がすることはすべて変態的です。 私を愛しているならあんなことはしない……。 私は犯されている間も“神様”と呼び続け……一体私は何をしているんだろうと」
「メープル」という名で登場する彼女は香港出身の元学生で、教団内では美貌を理由に“広告塔”として扱われていた。しかし裏では、教団代表チョン・ミョンソクによる性暴力の標的となっていた。作中では、若い女性たちが風呂場でチョンに絡みつき、身体を寄せ、言葉どおり“神の花嫁になる儀式”を強いられる光景が映し出されるのだが、その様子は宗教儀式の体を完全に失った俗悪さを放つ。神の名を使った装いはただの衣。実態は、教祖一人の欲望を満たすための酒池肉林にすぎない。
さらに恐ろしいのは脱会者への圧力だ。告発を試みれば「神を売るのか」と糾弾し、生活圏にまで監視が及ぶ。信仰は完全に教祖個人の欲望に奉仕する装置へと歪められ、思考と自由は根こそぎ奪われていた。
こうした下劣極まりない実態を暴露されたくない教団側は、本作の続編公開に際して公開差し止めを求めた。しかし司法当局はそれを相手にもせず棄却している。要は、それだけ内容が“リアル”だったということだ。教団側がどれだけ「メープル」を脅し、否定しようとも、もはや覆ることはない。
『すべては神のために:裏切られた信仰』はNetflixにて配信中