「エリアトラウトは学びがたくさん!」管理釣り場『北方川釣り体験場』でニジマス7尾【愛知】
真冬にできる魚釣り。寒い中じっと我慢の忍耐勝負ではなく、早い展開で爆釣もありえるそんな釣り。それならばアクセス良好、シンプルなタックルで臨んで駆け引きも楽しいエリアトラウトにチャレンジという手があります。しっかり管理されたフィールドで気まぐれなニジマスを相手に手を替え品を替え、寒さを忘れたガチンコ勝負を体験することができました。
管理釣り場『北方川釣り体験場』
1月14日、今回釣行したのは自宅から程近いトラウトポンド、愛知県一宮市の北方川釣り体験場です。木曽川の河原に造られた冬季限定の管理釣り場で、期間内は無休、都市部に近いためいつも多くのアングラーで賑わっています。
エリアトラウトも例に漏れず朝イチが良い、とのことで頑張って早起きしようと意気込んでみたものの本日ゴミ出しの日。担当の私は決められた時間にゴミを出してからの出発、現地に着いたのは9時ちょっと前。既に受付側の護岸には平日にも関わらずアングラーがズラリと横並び。対岸に空きスペースがあったので、そちらに渡って臨むこととしました。
使用タックル
使うのはスピニングタックル1本のみ。バスロッドでもいいですが、ここはより繊細に釣趣を味わいたい。準備したのは5ft6inchのトラウト専用ロッドにシマノの2000番スピニングリール。ラインは0.3号のエステルラインを使用。
エステルラインはとても細くて気を使いますが軽いルアーも難なく飛び、水馴染みも良く高感度。ナイロンラインのリーダーを30cmほどとった先にスナップを介してルアーを取り付け、ドラグ調整も忘れずに行い釣り開始です。
周りのアングラーがお手本
極細タックルを生かしてまずは0.7gのゴールド系のスプーンを選んでキャスト。管釣りはビギナーの域なので周りのアングラーの所作をお手本にしつつ進めます。ルアーの動きを殺さない程度にゆっくとリトリーブ。
晴天、微風、絶好の釣り日和。目の前には群をなして佇んでいるニジマスの群れ。そんな中からルアーを追っかけてくるのがいたりすると、やり方は間違ってないなと安心する自分。キャストを続けていきます。
きれいなニジマスがヒット
軽いルアーがうまく飛距離が伸びて着水。巻き初めてすぐにクククッとヒット!ドラグを鳴らしながらニジマスとのファイトが楽しい。型は小さいながらもグイグイ引いてくれます。手前まで寄せ、バーブレスフックなので弾かれてバラさないよう慎重にネットイン。
しっかり管理された環境からでしょう、傷みもなくきれいなボディ、フライにしても美味しそうですが今回はリリースです。
こまめなルアーローテーション
サクッと釣れた感がありましたが、これがなかなか一筋縄ではいかないところ。セオリーに従ってルアーのローテーションでシルバー系にしたり、地味な色にしたり、ニジマスが興味を示しそうなパターンを探していく。投げては巻きを繰り返しすうちグッドコンディションのニジマスが掛かり、新たなヒットルアーが出来上がります。
逆に自分の好みのカラーに戻して巻けばこれまたヒット!選ぶ匙加減が難しいですがそれもまたルアーフィッシングの楽しいところ。ルアーローテーションを繰り返すうちにこれは、という1軍ルアーができるはずです。
周りでもニジマスがヒット
周りからも時々ドラグのジージー音が聞こえてくるのでポツポツあがっている模様。向かいではご年配のアングラーが仲間同士で釣った釣れんと賑やかにやっている。とてもに気になりますが会話の内容は的を得ているので、なるほどなーと納得したりします。
そんな周囲の解説を聞きながらひたすらリールを巻き巻き。ルアーのカラーを取っ替え引っ換え、1g以下の軽いスプーンはこちらに向けてヒラヒラ、フラフラ。ニジマスがついてきますが途中でプイっとそっぽを向いてしまう。地合?プレッシャー?悩ましいところです。
常連さんに学ぶ
そんな中、隣の常連らしきアングラーはコンスタントに釣り上げている。すごいなー、とても気になって時々チラ見。気付けばアングラーさんはしゃがんでキャストしている……なるほど、私もしゃがんでやってみることに。
するとニジマスが結構な至近距離までついてくる、そしてジジーとドラグ音とともにヒット!自分の姿を見せない工夫なんですね。改めて気付かされます。
今回のまとめ
ポツポツながらもヒットは着水直後だったり、手前まで巻いてきてだったり。結果4時間半で7尾と大漁とは言えませんが、今回ひたすらルアーを投げ続けたことでいろんな発見がありました。
カラーのセレクト
ルアーのカラーセレクトについては、まずは自分の好きなカラーを使ってみて、反応がなければ違うカラーにチェンジ。普段使わないカラーも試してみたい。反応が良ければ同じものを使い倒すのもアリ。ヒットすれば自分の引き出しが増えた瞬間でしょう。だからボックスの中には何パターンかのカラーを揃えておきたいです。
それと相手に警戒心を与えない工夫。こちらから見えるものは相手からも見える、他の釣りにも応用でき特にエリアのクリアウォーターでは意識したいところでは?常連さんから学ぶことは大きいです。
マスとの駆け引きにますますハマる、エリアトラウトの世界は学びがいっぱい。自分なりに考えて何でも試してみれば、次回も楽しい発見ができることでしょう。
<かにおけ/TSURINEWSライター>