小野町地区 防災訓練後にまちを清掃 「地元を知り、関心持つきっかけに」
地域の防災訓練と合わせてまちを清掃するイベント「マチキレイ」が3月9日、小野町地区で行われた。
これは、小野町地区自治連合会の防災訓練後に昨年から行われているもの。炊き出しや救命処置など災害への備えを学んだあとに清掃活動を行うことで、ごみのないまちづくりと、子どもたちにもっと地域行事に参加してもらいたいとの思いで行われている。企画発案者の1人、鈴木真吾さん=「人物風土記」で紹介=は「細い道まで丁寧に清掃することで改めてまちを知り、地元に関心を持つきっかけになれば」と思いを語る。昨年は鶴見小野駅から東エリアを清掃したので、今年は西側の小野町第二自治会やクリオレジダンス横浜鶴見自治会周辺を清掃した。
当日は約100人の地域住民が参加。3人1組で行動し、30分という制限時間内でどれだけごみを回収できるかを競うゲーム形式で清掃活動を行った。
最終的に集まったごみの総重量は約10kgにもなり、たばこの吸い殻が多かった。参加者からは「細かいごみが多くて見逃しそうになったけれど、少しでもまちがきれいになって良かった」と喜ぶ声が聞かれた。
鈴木さんは「みんなで活動することで住民同士が顔の見える関係を築き、地域のつながりを強めるイベントとして、今後も続けていきたい」と話した。