宮島の紅葉シーズンで主役級の1本がこれ!大銀杏が魅せる黄金のグラデーション
世界遺産「厳島神社」を擁する観光地・宮島では、紅葉谷公園を中心に島内のもみじが色づき、秋の観光シーズンが最盛期を迎えています。
赤や黄色のコントラストが山肌を覆い、訪れた人々の足を自然と止めるほどの美しい景色が広がっています。
水族館前にそびえる宮島随一の大銀杏
島内でもひときわ存在感を放つのが、宮島水族館の向かいに立つ大きな銀杏の木です。
厳島神社の出口から水族館方面へ進むと、視界いっぱいにその大きな姿が飛び込んできます。
この場所は宮島観光エリアの西の端にあり、水族館へ向かう目的以外ではあまり訪れることがないため、隠れた名所となっています。
木のてっぺんから下へと連なる葉は、日照やわずかな気温差の影響のためか、色づきにグラデーションが生まれ、黄色からもみじ色へと移り変わる美しい彩りを見せています。
一本の樹木が季節の移ろいをそのまま表現しているような姿に、多くの観光客がカメラを向けていました。
銀杏の隣に建つ宿「水羽荘」では昼間にカフェ営業を行っており、観光客が散策の合間に立ち寄っては、テラス席や店内から窓越しに広がる黄金の銀杏を眺める人の姿が見られます。
千畳閣(豊国神社)横の銀杏も人気紅葉スポット
宮島にはもう一本、同規模の大銀杏があります。千畳閣(豊国神社)のすぐ隣に立つ銀杏で、こちらも紅葉シーズンには必ず訪れたい名所のひとつです。
特に、千畳閣の広々とした堂内から眺める黄金色の景色は圧巻。開放的な空間越しにイチョウの葉が広がり、まるで屏風絵の中にいるような非日常的な風景が楽しめます。
こちらの銀杏はすでに見頃を迎えており、上部では落葉が始まっているため、絶景を楽しめるのはあとわずか。まさに今が訪れどきです。
夜はライトアップで幻想的な景色に
紅葉谷公園では夜間ライトアップも実施され、昼間とはまったく違う幻想的な姿を見せています。暗闇に浮かび上がる紅葉の色彩はとても美しく、橋や小川に映る光も相まって秋の宮島ならではの特別な時間が流れます。
宮島の紅葉はまさに今がピーク。島が秋色に染まり、厳島神社の朱色と共演するような風景が広がっています。
宮島の観光シンボルとなっている大鳥居には、多くの観光客が訪れてハイシーズンの賑わいをみせています。
観光・散策・食べ歩き・写真撮影・カフェでの休憩など、思い思いのスタイルで秋の宮島を満喫してみてはいかがでしょうか。