鈴木福×あの W 主演、「惡の華」が2026年4月にドラマ化 ディズニープラスで独占配信
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社は11月25日、鈴木福とあのがW主演を務める実写ドラマ「惡の華」を、2026年4月よりディズニー公式動画配信サービス「Disney+」で見放題独占配信すると発表しました。
原作は押見修造による同名漫画で、電子コミックを含め全世界累計325万部を突破した伝説的作品。1巻表紙に刻まれた強烈なセリフ「クソムシが」が象徴する独自の世界観は、これまでアニメ、映画、舞台と幅広く展開されてきましたが、今回ついに実写ドラマとして新たな息を吹き込まれることとなりました。配信は各話の地上波(テレビ東京)放送後のタイミングで開始予定です。
主演のひとり、鈴木福が演じるのは中学2年生の春日高男。ボードレールの詩集「惡の華」を愛読することで、自分は周囲とは異なる特別な存在だと信じ込み、現実から目を背けがちな少年です。憧れの同級生・佐伯奈々子の体操着を衝動的に盗んでしまった出来事をきっかけに、クラスメートの仲村佐和に弱みを握られ、翻弄されていきます。自信と臆病さが同居する複雑な心理を、鈴木福がどう表現するのか注目が集まります。
一方、春日を支配し翻弄する仲村を演じるのは、世界中に熱心なファンを持つあの。今回が地上波ドラマ初主演となる。仲村は街や社会への不満を抱え、自分の感情や欲望に忠実であるゆえに、他者の偽善を「クソムシ」と断じる強烈な人物。本能を抑えて生きる周囲への苛立ちを隠さず、理解不能な存在として恐れられるトラブルメーカーです。その危うさや狂気を、あのがどのように体現するのか、作品の核となる重要なポイントとなります。
公開に先立ち、春日と仲村の主従関係を象徴するキービジュアルも解禁されました。二人の不安定な心の内側や、秘密の契約を結んだ関係性が、神秘的で妖しさを帯びた空気感とともに描き出されています。思春期の揺れ動く感情が凝縮されたかのような表情や構図は、作品の世界観を強烈に伝える仕上がりとなっており、配信への期待は高まるばかりです。
(c)「惡の華」製作委員会 2026 (c)押見修造/講談社
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025112502.html