桐蔭横浜大学 小学生に色々な体験を おもしろ体験教室が盛況
今年で26回目を迎える夏の恒例行事「桐蔭おもしろ体験教室」が8月2日、桐蔭横浜大学で行われた。
同大学の教員や学生、協力企業が講師となり、スポーツやものづくり、講演などを小学生に体験させる同教室。小学生の探求心やチャレンジ精神を育むことを目的としている。
当日はモルックの体験や箸で作る橋、医療機器体験、煮干しの解剖、横浜銀行による「おかねの教室」など、計25講座を実施。児童、保護者含め828人の参加があった。大学の担当者によると例年より多くの参加者がいたという。
特別教室も盛況
特に盛況だったのは、同大学に研究室を持ち、ノーベル賞候補の宮坂力氏とJAXA研究員の宮澤優氏の特別教室。
宮澤氏は、昨年9月に打ち上げた月着陸探査機「SLIM」について講演。SLIMに採用された技術や打ち上げの目的を解説した。
宮坂氏は発明した次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の発電量や国内外での使用例、耐用年数などを説明した。
閉会の挨拶に立った森朋子学長は、「楽しかっただけで終わらせず、なにが楽しかったかご両親に説明して、言語化する能力を身につけてほしい」と子どもたちに呼びかけていた。