リドリー・スコット、『グラディエーターII』は「自分史上最高」と大自信
スペクタクル巨編『グラディエーター』(2000)の24年ぶりとなる続編映画『グラディエーターII』は、監督のリドリー・スコットにとっても出色の出来栄えのようだ。英のインタビューにて、その自信のほどを明かしている。
『グラディエーターII』では前作の主人公マキシマムを演じたラッセル・クロウに代わり、『aftersun/アフターサン』(2022)『異人たち』(2024)のポール・メスカルが主人公ルシアスを演じる。ローマ帝国が栄華を誇った時代、暴君の圧政で自由を奪われたルシアスは、グラディエーター(剣闘士)としてコロセウム(円形闘技場)での闘いに身を投じる。怒りに燃えるルシアスは、帝国への復讐を果たすことができるのか……。
スコットと言えば『エイリアン』(1979)『ブレードランナー』(1982)『テルマ&ルイーズ』(1991)『最後の決闘裁判』(2021)など、常に映画に革新と変化をもたらしてきたレジェンド中のレジェンドだ。製作としても現在進行形で数多の作品に関与しているが、『グラディエーターII』は「今まで作ってきた中で最高の作品」だと言う。そして「全力で、残忍なアクションです」と、作品の持つエネルギーにも言及している。
©2024 PARAMOUNT PICTURES.
力強いアクション映画は、これまでもスコットが得意としてきたところだが、『グラディエーターII』はファーストルックが公開されるやいなや世界中で話題となった。その予告編が公開後24時間の再生回数で『トップガン マーヴェリック』(2022)を勢いを見せたのも動的な魅力に溢れている証だろう。
パラマウント・ピクチャーズ重役も、以前より「映画史上最大級のアクションがある」としている。将軍マルクス・アカシウスを演じるペドロ・パスカルも、メスカルが屈強なあまり「もう一度彼と闘うのはいやだ」といたくらいで、全方位隙なしのアクションが満喫できそうだ。
つい先日は、好きな映画4本を教えてほしいと言われ、自身の監督作『ブレードランナー』をその1本にいたスコット。今後、『グラディエーターII』がその1本に入る可能性はあるだろうか。あるいは、好みの作品はまた別のレイヤーに存在するものだろうか。
『グラディエーターII』では共演者にはルシッラ役でコニー・ニールセンが続投するほか、新キャストとして「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のジョセフ・クイン、「マンダロリアン(2019-)のペドロ・パスカル、『イコライザー』シリーズのデンゼル・ワシントン、『クレイヴン・ザ・ハンター』(2024)のフレッド・ヘッキンジャー、「ムーンナイト」(2022)のメイ・キャラマウィ、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』(2021)のピーター・メンサーらが加わっている。
映画『グラディエーターII』は2024年11月15日(金)日本先行公開。
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