フライパンで本格的な味!スペイン名物パエリアの簡単レシピ
パエリアとは?
パエリアの歴史とその魅力
パエリアはスペイン・バレンシア地方の郷土料理。魚介や野菜などの具材と米を、サフランを加えたスープで炊き上げます。基本的に塩とサフラン以外の調味料は使わず、素材の味を生かした素朴な味わいが古くから親しまれている理由です。
元々「パエリア」という言葉はフライパンを意味するバレンシア語。果樹園で働く農民が、この鍋を使って昼食を作っていました。料理法が伝わるうちに、料理の名称として広まることになったのです。
パエリアの基本的な特徴
パエリアは、パエジェラと呼ばれる専用の鍋で作ります。魚介類や鶏肉、ソーセージで旨味を出し、トマトやパプリカで彩るのが定番。米に食感が残るように作るのが特徴で、鍋底のおこげも人気の秘密です。サフランを使って炊き込むことで、色や風味も本格的なパエリアに仕上がります。
具材たっぷり!フライパンパエリアの作り方
調理時間:30分
フライパンで作るパエリアは具材を炒め、米をそのまま入れて炊き上げるだけ!時間や手間がかかりません。えびやあさりの旨味をたっぷり吸った、絶品パエリアのできあがり。サフランの香りとカラフルな野菜が食欲をそそります。
材料(3〜4人分)
米:2合
あさり:10~15個
無頭えび:8~10尾
鶏もも肉:150g
玉ねぎ:1/2個
ピーマン:1個
赤パプリカ:1/2個
ミニトマト:10個
レモン:1/2個
にんにく:1片
固形コンソメ:1個
サフラン:適量
水:600cc
オリーブオイル:適量
下ごしらえ
・あさりは砂出しし、えびは殻付きのまま水で洗って酒(分量外)をふっておく ・サフランは水に10分つけて色を出し、サフラン水を作る ・玉ねぎとにんにくはみじん切り、ピーマンと赤パプリカは細切り、ミニトマトは半分に切る ・鶏もも肉はひと口大に切って、塩・こしょう(分量外)をする
作り方
鶏もも肉と玉ねぎを炒める
フライパンでオリーブオイルを熱し、にんにくを炒めます。
にんにくの香りが立ってきたら、鶏もも肉を加えて中火で炒め合わせます。
えびとピーマン、赤パプリカを加える
えびとピーマン、赤パプリカを加えて炒め合わせます。えびの色が変わったらえびとピーマン、赤パプリカを別皿に取り出します。
米を炒め合わせる
玉ねぎと鶏もも肉の上に米を加えて、炒め合わせます。
サフラン水を注ぐ
フライパンにサフラン水を注ぎます。
ミニトマトと固形コンソメを加えてざっくりと混ぜます。
サフラン水を沸騰させる
強火にしてフライパンのサフラン水を沸騰させます。
沸騰したらあさりを加えます。
米を炊く
あさりを加えたら、フライパンに蓋をして弱火で15分ほど加熱します。
えびとピーマン、赤パプリカを飾る
蓋を取ってえびとピーマン、赤パプリカを戻します。再度強火にして水分を飛ばし、おこげを作ります。
レモンを搾って完成
フライパンごと食卓へ運んだら完成です。レモンを搾ってお召し上がりください。
フライパンで作るパエリアのコツとポイント
サフランはターメリックやカレー粉で代用可
米はそのまま入れられる無洗米がおすすめ
シーフードミックスや肉類、野菜のみなど具材のアレンジは豊富
サフランは水につけ、サフラン水として使います。サフランがない場合、ターメリックやカレー粉でも代用可能です。米はそのまま使えて、スープが染み込みやすい無洗米がおすすめ。
特別な材料がなくても、組み合わせる具材によってさまざまな味わいが楽しめます。シーフードミックスや鶏肉以外の肉類や旬の野菜のみで作るパエリアもおいしいですよ。
フライパンで手軽に本格的なパエリアに挑戦しよう
パエリアは黄金色の米と魚介類やカラフルな野菜で、テーブルを華やかに演出してくれます。フライパンで手軽にできるので、ご紹介したレシピを参考に挑戦してみてください。
ワイン片手に、お家で本格的なスペイン料理の味わいを堪能してはいかがでしょう。
ライター:leiamama(webライター)