愛川町消防本部 災害現場再現し訓練 倒壊建物からの救助想定
愛川町消防本部が2月5日、消防署職員を対象にした震災対応訓練を行った。
大規模地震で鉄筋コンクリート造の建物が倒壊し、内部に取り残された要救助者の救出を想定したもの。同様の訓練は解体予定の建物で行われることが多いが、今回は訓練用にコンクリートブロックを作成し、町消防署本署庁舎で実施した。
訓練では、「ステップカット」と呼ばれる救助技術を用い、エンジンカッターや電動ハンマ、ハンマドリルを使用して倒壊した建物の床面に碁盤の目状に切り込みを入れ、出入口を作った。参加隊員は「資器材の性能や取り扱い要領が把握でき、救助技術の幅が広がった」と振り返った。