【横浜市青葉区】青葉台出身 金子紗弓さん シンデレラで日本デビュー 11月16日に日生劇場でオペラ公演
青葉台出身でイタリア在住のオペラ歌手・金子紗弓さん(34)が11月16日(日)に日生劇場(東京都)で開催されるオペラ公演『サンドリヨン』(英訳:シンデレラ)で日本デビューする。21日(金)には地元・フィリアホールで初のソロリサイタルも控え、「多くの人に自分を知ってもらえたら」と意気込む。
『サンドリヨン』は、シャルル・ペロー原作の童話「シンデレラ」を基にフランスの作曲家、ジュール・マスネが手掛けたファンタジー・オペラ。公演はダブルキャストで、15日、16日の2日間のうち、金子さんは16日に主役のサンドリヨン役で出演する。
日生劇場の秋公演は毎年恒例の一大プロジェクト。応募数は非公開だが競争率も高く、稽古も一カ月以上にわたる。大学院修了後、2018年にイタリアに渡り、現在ミラノのサンカルロ劇場などで活動する金子さん。日本でのオーディションを受けると活動がストップしてしまうが、「日本にも活躍の場を広げたい」との思いで主役の座を射止めた。
金子さんは「私の声はサンドリヨンにはまり役。夢いっぱいのオペラを届けたい」と意気込んだ。同公演のチケットは販売状況の確認を。
初リサイタルは地元で
日生劇場の公演後、11月21日には、地元・青葉台のフィリアホールで初のソロリサイタルを開催する。「サンドリヨンのオーディションの傍ら、自分の足で売り込みました」と金子さん。
公演は二部制で、前半は團伊玖磨作曲『花の街』など日本やドイツの有名な歌曲を、後半はドニゼッティ作曲『ロベルト・デヴェリュー』などのイタリア歌劇を本場仕込みの力強さで歌い上げる。
金子さんは「日本で最初のソロリサイタルは地元で開催したいと思っていた。詳しくない人でもわかりやすい公演になっているのでぜひ気軽に来場を」と話した。