現金より危険な側面も…「電子マネートラブル」よくある事例と3つの対策方法
近年、現金を持ち歩かず、電子マネーを利用する人が増えていますが、それに伴って急増しているのが、電子マネートラブルです。電子マネーといってもさまざまな形態があるので、トラブルの内容も複雑化しているのが現状…。
今回は電子マネートラブルのよくある事例や対策方法をご紹介します。普段から電子マネーを使っている人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
電子マネートラブルが急増中…知っておきたいよくある事例
電子マネーに関するトラブルを事前に知っておけば、トラブルの予防に役立ちます。よくある事例を見ていきましょう。
1. 不正利用
電子マネートラブルの中でも、不正利用にまつわる相談が増えています。たとえば、「身に覚えのない買い物の明細が届いた」「失くしたスマホを使って勝手にQRコード決済されていた」などです。
中にはフィッシング詐欺やスキミングなどで、勝手にカード情報や個人情報を盗み、不正利用する悪質な手口も…。
不正利用の調査には時間がかかるので、不安な時間を過ごすはめになってしまいます。
2. システム障害
電子マネーを利用していると、システム障害に見舞われる時があります。現金を持っていない時にシステム障害が起こると、一時的に電子マネーが利用できなくなり、とても困りますよね。
またインターネットの接続が不安定な場所で利用した際に、正常に決済が行われないケースも…。電子マネーを使う時には、システムやインターネット接続にも注意が必要です。
3. チャージエラー
電子マネーにお金をチャージする際、なんらかの理由でチャージエラーが起こり、トラブルに発展するケースがあります。反対に、システムの不具合などを原因として、間違えて二重にチャージされてしまうトラブルもあるようです。
一度チャージエラーになると、サービス会社の顧客サービスの質に左右されるのが難しいところ…。
即座に返金対応してくれればいいのですが、そうではない会社もあるようです。
電子マネートラブルを回避! 今からできる3つの対策
電子マネートラブルに合うと、サービス会社とやりとりをしたり、面倒な手続きをしたりしなければなりません。そうならないためにも、今からできる対策をチェックしておきましょう。
1. 管理できるものだけ申し込む
電子マネーは、自分が管理できる数だけ申し込むことが大切です。
入会と同時にポイントがもらえるなど、お得な情報があるとつい新規契約してしまいがちですが、不正利用された時に普段使っていないサービスだと、気が付くのが手遅れになるケースも…。
使っていないカードは解約しておくようにしましょう。
2. 使った時に通知が届くよう設定する
電子マネーを使った時に通知が届くサービスがあるなら、今すぐ設定しましょう。使うたびに通知が届けば、不正利用された時にすぐに気付けますね。
そういったサービスがない場合は、定期的に残高や利用明細をチェックする習慣をつけておくといいでしょう。
3. セキュリティーを強化する
電子マネーのアカウントをハッキングされないように、セキュリティーはしっかり強化しておいてください。パスワードは推測されにくいものを設定し、メールや電話を使った2段階認証のサービスなども積極的に使いましょう。
また、公共のWi-Fiはセキュリティーが脆弱な場合が多いので、電子マネーを利用する時には、十分な注意が必要です。
電子マネートラブルにあったらすぐに相談を!
電子マネートラブルの事例や対策をご紹介しましたが、それでも被害に遭ってしまう時もありますよね。もしトラブルに巻き込まれたと気が付いたら、すぐに消費者庁や警察、必要なら弁護士に相談することをおすすめします。
事前にトラブル対策をきちんと行うことも大切。正しく活用して、快適な電子マネーライフを楽しんでくださいね!
(コクハク編集部)