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サンルームを後付けするには?タイプ別の費用や検討ポイントを解説

リブタイムズ

サンルームを後付けするには?タイプ別の費用や検討ポイントを解説

サンルームを住宅に後付けすると、雨の日でも洗濯物を干したり子どもを遊ばせたりできるため、増築を検討している人も多いのではないでしょうか。

ただし、サンルームは広さやタイプによって使い勝手が異なり、価格や後付け費用にも幅があります。

この記事では、サンルームの後付け費用をタイプ別に解説。後付けにあたって検討が必要なポイントも解説します。

サンルームの後付けを考えている人は、ぜひチェックしてみてください。

後付けも可能なサンルームとは?

サンルームとは?

サンルームとは、日光を室内に取り込む目的でつくられた、庭先にせり出したスペースのことです。3面がガラス張りで、効率よく日光を取り込むことができます。

一般的に、新築時につくられることが多いですが、後付けすることも可能です。

サンルームを後付けするメリット

サンルームを後付けすることで、天気や花粉、PM2.5などに左右されずに洗濯物を干すスペースを確保できます。また、子どもの遊び場や大人のくつろぎスペースにしたり、ガーデニングルームとして楽しんだりすることも可能です。

サンルームのくわしいメリットやデメリット、活用例については、こちらの記事を参考にしてください。

>>おしゃれなサンルームで遊ぼう!メリットや活用法、アイデアをご紹介

タイプ別|後付けできるサンルームの特徴と費用相場

一言でサンルームといっても複数の使用やサイズがあり、呼び名も異なります。そのため、設置目的や予算に応じて、適したタイプを選ぶことが大切です。

サンルームの3つのタイプについて、それぞれの特徴と費用相場の目安を解説します。

ガラス張りの一般的なサンルーム

3つのタイプの中で最もベーシックなタイプで、主に洗濯物スペースとして設置されます。窓だけでなく屋根もガラス張りにするため、水密性や気密性に優れている点がメリットです。

自然光をふんだんに取り込めるガラス張りの空間を、住宅の一部として増築する形で設置されます。住宅の一部とみなされるため、固定資産税の課税対象となることも押さえておきましょう。

コンクリートの基礎工事が必要で、設置費用の目安は50~80万円です。ただし、コンクリートを打設する地盤の状況や設置するオプションによっては、目安よりも値段が高くなります。

テラス囲い

テラスやベランダの雨風をしのげるようガラスなどで囲う、3種類の中では最も簡易的なタイプです。主に洗濯物スペースとして設置されます。窓はガラス、屋根材にはポリカーボネートが使用されることが多く、サンルームと比べると水密性や気密性に劣ります。

既存のテラスやベランダを使用すれば基礎工事は不要で、設置費用の目安は30~55万円です。固定資産税の課税対象とならない場合もあるため、サンルームよりも費用を安く抑えることができます。

ガーデンルーム

ガーデンルームは温室を意味するコンサバトリーとも呼ばれ、3種類の中では最も広く、独立した部屋を増築するイメージで後付けされます。サンルームやテラス囲いが洗濯物を干す目的でつくられることが多いのに対し、ガーデンルームは植物を育てたり、リラックスしたりすることを目的として設置されることが多いです。

面積が広く基礎工事が必要になるため、設置費用の目安は100万円前後を見込んでおく必要があり、固定資産税の課税対象となることも押さえておきましょう。

サンルームの後付けを検討するポイント

サンルームを後付けしたい場合は、後悔しないよう目的を明確にするほか、そもそも設置が可能か、どこに設置するかなど、事前に検討しておくべきポイントがあります。

サンルームの後付けを考えている人は、まず以下の点をよく検討してみてください。

設置の目的は明確か

サンルームを後付けする場合、目的が明確にしないままつくったり、目的に合わないタイプを選んだりすると、後悔することもあります。

目的がよく乾く洗濯物干場を拡張することであれば、簡易なテラス囲いで十分なケースが多いです。

洗濯物干場に加えて子どもやペットを一時的に遊ばせるスペースが欲しい場合は一般的なガラス張りのサンルーム、広いスペースでくつろいだりガーデニングを楽しみたい場合はガーデンルームがよいでしょう。

サンルームの後付けが本当に必要か迷うときは、代わりとなるアイデアも検討してみるとよいでしょう。
>>サンルームの代わりのアイデア|つくる?つくらない?注意点も解説

どこに設置するか

サンルームは何階のどこに設置するかをよく検討することが大切です。

1階に設置したサンルームは、2階につくるよりも暑くなりにくく、庭に出入りしやすいです。そのため、子どもやペットの遊び場にしたい場合は1階がよいでしょう。

2階に設置したサンルームは、周辺に建物がない場合は1階よりも日当たりや風通しがよくなるため、洗濯物を干すのに適しています。また、周囲からの目線も気になりにくく、侵入されにくいため、防犯上も安心です。

洗濯物を干す目的の場合は、設置後に隣家や高い建物が建てられる可能性や、将来的に家事動線が負担にならないかもよく検討しておきましょう。

また、ガラス張りのサンルームは雨音が響きやすいため、寝室や書斎から離すなど設置場所の検討も必要です。

建ぺい率の問題をクリアしているか

サンルームを設置する場合、建ぺい率の問題をクリアしているかどうかを事前に確認する必要があります。

建ぺい率とは、敷地内に建てられる建物の面積の割合を定めた指標のことです。建ぺい率は、以下のように算出されます。

・建ぺい率(%)= 建物面積 ÷ 敷地面積 × 100

建ぺい率の上限は自治体が定める用途地域ごとによって異なります。上限を超える場合、サンルームを後付けする許可が下りません。

正確に建ぺい率を算出するには測量が必要になるため、事前に施工業者に調査を依頼する必要があります。

固定資産税はかかるか

サンルームは柱や屋根があること、コンクリートの基礎工事をしていることなどから住宅の一部とみなされると、固定資産税の課税対象となります。そのため、毎年課税された額の納税が必要です。

テラス囲いの場合は、自治体によって固定資産税の対象になる場合とならない場合があります。

後付けしたサンルームが課税の対象となった場合、納税額の目安は年間1.5~2万円です。ただし、広くて豪華なサンルームにするとその分評価額も上がり、納税額も高くなります。

サンルームを後付けする際は、事前によく検討しよう

この記事では、後付けできるサンルームの3タイプについて特徴と費用相場を解説しました。

また、サンルームはタイプや設置場所によって使い勝手やランニングコストも異なるため、以下のポイントも検討しておくことが大切です。

・設置の目的は明確か・どこに設置するか、使い勝手や防犯上の問題はないか・建ぺい率の問題をクリアしているか・固定資産税がかかるか

サンルームの後付けに悩んだら施工業者にも相談し、後付けによる効果と費用、注意点をよく検討して決めましょう。

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