Yahoo! JAPAN

しゃぶしゃぶと聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか？
多くの人がまずイメージするのは、薄くスライスされた牛肉を湯にくぐらせて食べる、あの王道スタイルではないでしょうか。
もちろん、牛肉のしゃぶしゃぶも美味しいですが、たまには趣向を変えて「鴨しゃぶ」を試してみませんか？

今回は上質な鴨肉とこだわりの出汁が織りなす至福のひとときを提供する鴨しゃぶ専門店を紹介します。

自慢の鴨しゃぶとお蕎麦がいただける専門店「鴨しゃぶ 粋玄」

栄の繁華街に現れる暖簾

今回訪れたのは地下鉄東山線、名城線・栄駅から徒歩10分ほど、プリンセス大通沿いにある「鴨しゃぶ 粋玄（かもしゃぶ すいげん）」さん。

「鴨しゃぶ 粋玄」と書かれた暖簾を目印に地下へ繋がる階段を下りるとお店があります。

お隣にあるのは姉妹店の「そばまえ 粋玄」さん。こちらでは鴨料理とお蕎麦を楽しむことができます。

落ち着いた静かな店内

さっそく店内へ。階段を下りると、シックで上品な大人の空間が広がっていました。少し暗めの照明と装飾のない空間がお店の雰囲気を引き立てています。

今回利用したのは個室のお席。個室は宴会や会食など用途に合わせて様々なタイプがあります。

そのほかにもオープンスペースもあり、どんな用途でも利用しやすいのが嬉しいポイント◎

メニューはコースが3種と単品のメニューがあります。さらにこちらのお店はお酒の取扱いがかなり充実しています。

今回お店に伺ったメンバーは全員20歳未満だったためお酒のレコメンドができず…ぜひ実際に店舗へ行って確認してみてください！

メインの鴨しゃぶは金のスープ・紅のスープの2種類から好きな方を選ぶことが出来ます。今回は金のスープを選びました。

自慢の鴨しゃぶを堪能！

●鴨のもも肉しゃぶしゃぶコース 6,600円（税込）※サービス料10%別途

ドリンクを飲みながら待っていると、まずは前菜が運ばれてきました。

●手前：あんこうと香味野菜のマリネ
●奥：牡蠣とごぼうのみぞれ煮

それぞれのお皿や盛り付けが異なっていて、独自のこだわりが感じられます。見た目もとても美しく、目で楽しむだけでなく、これからいただく料理への期待が高まります♪

マリネは、シャキシャキとした新鮮なお野菜と、柔らかくて旨みたっぷりのあんこうの食感の違いが楽しい一皿。さらに、上にたっぷりとかけられたあん肝の濃厚なソースが、全体に奥深い味わいを加えています。

みぞれ煮は大根おろしにまったく辛味がなく、食べやすい一皿です。また、牡蠣も生臭さが一切なく、新鮮で質の良いものが使われているのだろうと感じました。

前菜を食べ終えるタイミングで、メインの鴨肉が登場です。

●鴨のもも肉
●鴨のつみれ
●ねぎ

お鍋に浮かぶのは鴨の旨みがたっぷり詰まった脂。最初に店員さんからしゃぶしゃぶの食べ方や目安を教えていただきました。もも肉は白っぽくなるまで、つみれは2～3分、そしてネギは10秒ほどさっと鍋にくぐらせると、ちょうど良い食べ頃になるとのことでした◎

タレなどには付けず、しゃぶしゃぶに使用した金のスープでいただきます。

1口食べてびっくり。適度な弾力を感じながらも、歯でスッと切れる柔らかさのある食感がたまりません。最初は店員さんが作ってくださったものをいただいたのですが、その仕上がりが完璧で感動しました。その後、自分で再現しようと試みたものの、やはりプロの技には敵いませんでした…。

鴨肉は、京都・宇治市産のブランド鴨を使用しているそうです。箸を持つ手が止まらず、ついつい次の一切れに手が伸びてしまいます。

ネギもまた美味しく、シャキシャキとした食感がしっかり残りつつも出汁がじんわりと染み込んでいます。鴨肉との相性も良く、一緒に食べるとさらに美味しさが引き立ちます。

ネギは、その時々で最も美味しい国産のものを使用しているそう。この日は、群馬県産のネギをいただきました。

そしてつみれ。鴨の旨みが凝縮されたつみれの中には軟骨が入っていて、コリコリとした食感がクセになります。

お鍋と一緒に3種類の薬味が出てきます。それぞれ左から柚子胡椒・すだち・かんずりです。

かんずりって？

新潟県の唐辛子と糀、柚子、食塩を混ぜ合わせ造られた調味料。 ただ辛いだけではない旨味が凝縮されたまろやかな辛さが特徴です。

お出汁が優しく、甘いので柚子胡椒やかんずりの辛さやすだちの香りが良いアクセントとなっていてより箸が止まらなくなります！

〆は蕎麦で

●蕎麦

〆は雑炊、蕎麦、チーズリゾット（オプション）から選ぶことができます。今回はお蕎麦にしました。

こちらのお蕎麦は先程紹介した姉妹店「そばまえ粋玄」さんの打ち立て茹で立ての十割蕎麦を使用しています。

コシのある蕎麦を専用のかごに入れ、鴨とネギの旨味が溶け込んだお鍋の中でさっとしゃぶしゃぶします。

出汁がしっかりと絡んでいるため、つゆにつけなくてもそのままで十分に美味しさが広がります。一口すすれば鴨の旨みが溶け込んだスープの風味と蕎麦の香りが絶妙に調和し、口の中に豊かな味わいが広がります。最後の一口まで満足感を与えてくれる、シンプルながらも奥深い締め料理です。

上品な空間を演出するサービス

落ち着いた空間でこだわりの鴨しゃぶがいただける「鴨しゃぶ 粋玄」さん。細部にまでこだわり抜かれた一品一品が、食べる人の心を満たします。

さらに店員さんの丁寧なサポートやサービスが行き届いており、初めてでも安心して楽しめるのも魅力的。

素材の良さとサービスが織り成す贅沢なひとときを、ぜひ堪能してください。

INFORMATION

店名：

鴨しゃぶ 粋玄

住所：

愛知県名古屋市中区栄3-13-28 角忠ビル B1F

営業時間：

17:00〜23:00

Web：

https://www.instagram.com/kamo_suigen

一人当たりの予算：

￥6,000〜￥9,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。