『ジョン・ウィック』はいかにして伝説となったか? ドキュメンタリー映画の予告編が米公開
一本のインディペンデント映画は、いかにして累計興行収入10億ドルを超える人気フランチャイズとなったのか。キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』シリーズの裏側に迫ったドキュメンタリー作品『ウィック・イズ・ペイン(原題:Wick is Pain)』が、2025年5月9日に米国で配信リリースされる。予告編とポスタービジュアルが公開された。
本作は製作の舞台裏に密着したメイキング映像や未公開映像をはじめ、キアヌ・リーブスや監督のチャド・スタエルスキ、『ジョン・ウィック』(2014)の共同監督を務めたデヴィッド・リーチ、そしてシリーズのプロデューサーであるエリカ・リー&ベイジル・イヴァニクらへのインタビューを通して、“アクション映画の革命”ともいえる一大フランチャイズとなった『ジョン・ウィック』を解剖するドキュメンタリーだ。
公開された予告編では、過去作の具体的なアイデアのみならず、一時は頓挫しかけた第1作当時の思い出などがありのままに明かされている。監督は『ファンタスティック・ビースト』シリーズなどのメイキングに携わってきたジェフリー・ドウ。製作陣がインタビューで率直に語ってくれたことで、シリーズの内幕を「生々しく、大胆に」示す仕上がりになったと感謝を表明している。
リリースにあたり、リーブスは「『ジョン・ウィック』シリーズの製作という、とんでもない旅路の舞台裏をファンの皆様にお届けできること、その一部に加われることをうれしく思います」とコメント。また、スタエルスキは「“低予算のインディペンデント映画”というアイデアでした。10年以上経った今、あのアイデアがこんなふうになったことが信じられません。映画を受け入れてくれたファンの皆様のおかげで、すべてが現実になり、すべての痛み(pain)が喜びに変わりました」との声明を公開した。
シリーズを手がけるライオンズゲートのアダム・フォーゲルソン会長は、「『ジョン・ウィック』シリーズの驚異的成功は、ファンが映画鑑賞に求めるすべてを作り手たちが実現したときに何が起こるかを示しています」と語った。「感情に訴えるストーリーテリング、同世代で最も愛される俳優、共感できるキャラクター、映画製作のあらゆる側面への異次元のアプローチ──これらの要素がいかに融合し、人々に愛すべきシリーズが生まれたのか、その素晴らしい物語をかつてない形でご覧いただけることを楽しみにしています」。
ドキュメンタリー作品『ウィック・イズ・ペイン(原題:Wick is Pain)』は、2025年5月9日に米国配信予定。日本でのリリースは未定。
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