SUP&パドルボード 野村颯さんと平田乙乃さん学生2人が世界選手権へ
今年5月に静岡県下田市の白浜大浜海岸で開催されたJSUPPCジャパンSUP&パドルボード選手権大会で、茅ヶ崎市在住の野村颯さん(湘南工科大4年)が2部門で優勝、平田乙乃さん(松林中1年)が2位に。日本代表として、9月16日から22日にベルギー・コペンハーゲンで開催されるSUP&パドルボード世界選手権大会に出場する。
野村さんは、自身で作成したパドルボードで、6キロメートルの距離をM字に岸から沖へ往復するテクニカルと、20キロメートル弱の長距離の速さを競うディスタンスで優勝。テクニカルでは強風で海流もある難しいコンディションだったが、1度も首位を譲らずゴールした。ディスタンスでは岸側のブイでボードを流してしまうミスがあり後続に抜かれてしまったが、後半戦で抜き返し、こちらもトップでゴールした。野村さんは「ミスは痛かったが満足のいく結果。世界でも優勝を目指す」と決意を語った。
兄妹で切磋琢磨
平田さんは、兄の凪人さん(同中3)と小学校低学年時に両親の影響でSUPを始めた。今は兄妹でホソイサーフ&スポーツ(茅ヶ崎市東海岸南/細井隆代表)に所属し、茅ヶ崎の海で練習に励んでいる。乙乃さんはジュニアとオープンでテクニカルに出場。双方で2位となり、中学生ながら一般を相手にするオープンの部で、世界大会出場を決めた。「1番を取りたい」と闘志を燃やしている。
なお、凪人さんもSUPテクニカルのジュニアとオープンに出場しており、ジュニア2位、オープン5位で惜しくも世界大会出場はならなかった。