【え?】半年ぶりに「鳥貴族」に行ったら値段が限界を突破しかけていてビビった / メニューによってはコスパも微妙に…
自分の中の「鳥貴族」のイメージは、今も昔も断然“安い”である。何を注文しても全品同一価格のトリキこそ、安くておいしい居酒屋の代名詞ではなかろうか。しかし……!
先週、半年ぶりにトリキを訪れると、そこには目を疑う光景が広がっていた。いよいよ限界を突破しようとしていると言っても過言ではないだろう。心して読むべし……。
【懐かしい】当サイトに眠っていた古き良き時代の画像(2018年当時)
・半年ぶりの鳥貴族
私(あひるねこ)が前回トリキに行ったのは昨年11月。知人のZ世代の「鳥貴族は高いから行かない」発言に衝撃を受け、調査のため利用したのが最後である。
何と言ってもあのときは、値段が税込370円均一になっていたことに心底驚かされた。2017年までは税抜280円均一だったことを考えると、もはや隔世の感がある。「全品280円」と書かれた看板が今となっては懐かしい。
いや、もちろんトリキにも事情があるのだろう。370円均一だっていいじゃないか! トリキ大好きだし!! と思いながら入店したところ……
え!?
390円均一だと……?
・再びの値上げ
ほ、ほんげェェェェエエエエ! 半年ぶりに来たらまた上がっとるゥゥゥゥウウウ!!
そう、鳥貴族は2025年5月1日より全店にて販売価格の改定を実施。フード・ドリンクの料金を税込370円から390円に値上げしたのだ! にしても390円ってアンタ……それはもう実質400円では?
この数年で100円近く値上がりしたという事実に震えざるを得ないが、こうなるとメニューによっては割高感が出てくるのではないか? そこで、普段あまり頼まないスピード料理を注文してみた。
『トリキのチャンジャ』と……
『塩だれキューリ』である。
・390円の壁
どちらも居酒屋の定番メニューだが、結論から言うと……まあ微妙である。特に高いってほどではないけども、トリキならではのお得感もほとんど無いというか。
少なくとも私には、390円出す価値はあまり感じられなかった。もちろん悪くはないが、だったら他のメニューを頼むよねぇ。
というワケで不動のエース『もも貴族焼』を投入! したのだが……そうか。390円ってことは、1本あたり200円弱なのか。なるほど、けっこう高いな。
とはいえ、『もも貴族焼』は一般的な焼鳥と比べて明らかに大きいので、そこまで割高とは感じなかった。それは他の串においても同様だ。
ただ、トリキ唯一の牛肉メニュー『牛串焼』については、味の良さよりもコスパの悪さが目立ってしまっている。このボリュームで390円は少々厳しいのでは? と思わなくもない。
コスパを重視したいなら、焼鳥よりも『チキン南蛮』や『カマンベールコロッケ』といった一品料理を攻めた方が賢明かも?
逆に、値上げの波にまったく屈しないのが大正義『ふんわり山芋の鉄板焼』と……
『とり釜飯』のトリキを代表する2品。以前も書いたように、この両者に限っては390円でもまだ安いくらいである。やはりツートップは固定か……と思いきや!
・意外な伏兵
そこへ食い込んできたが、100万食限定メニュー『串ナゲットグリーン』だ! こちらは鳥貴族40周年を記念して発売された、大倉忠義さんとのコラボメニューである。
いやいや、芸能人監修のメニューなんてただの客引きでしょ(笑)と思っていた私が愚かであった。ハッキリ言おう。これは全メニューの中でも屈指のコスパモンスターである。
ささみのチキンナゲット串にのり塩がトッピングされており、揚げたてサクサクで激うまなのだが、それ以上に……いくらなんでも8本は良心的すぎるだろ! 人情酒場かよ!!
なんなら大倉さんのことがちょっと好きになってしまったぞ。『ふんわり山芋の鉄板焼』『とり釜飯』に続く、マストバイメニュー爆誕の瞬間であった。レギュラー化熱望。
・本日のMVP
当初はもっと批判寄りの記事になる予定だったのだが、大倉さんの活躍によって批判どころかまさかの大団円となり申した。さすが創業者の息子である。
ただし! 全品390円均一になったことで、メニュー間のコスパ格差がより激しくなったことは紛れもない事実。今後はこれまで以上にトリキ選球眼を磨いていく必要があるだろう。私もまた近いうちに修行に赴くつもりだ。
参考リンク:鳥貴族
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.