県議会 谷口氏が副議長に就任 大和市選出では益田氏以来
神奈川県議会の正副議長選挙が22日に行われ、大和市選出の谷口和史氏(63)=公明党・4期=が、第119代副議長に選出された。本市選出の県議では、2010年の益田駿氏以来、15年ぶり。任期は慣例により1年。
この日の選挙の投票総数は100(定数105)で、谷口氏の得票は95票、無効票5票だった。この前に行われた議長選挙では、海老名市選出の長田進治氏(59)=自民党・5期=が議長に選出され、県央地域から正副議長が選出された。
谷口氏は就任のあいさつで、収束の兆しが見えない食料品や日用品の物価高騰、「闇バイト」など多様化する犯罪により、県民の抱えている不安が増していると指摘。
その上で「喫緊の諸課題の解決にむけて、県民の皆様に寄り添いながら必要な施策を展開していく必要がある」とし、「長田議長のもと先輩・同僚議員や県当局の支援・指導を賜りながら、県民の期待に応えることができるよう精一杯努めていく」と述べた。
藤代氏、野内氏
26日の県議会本会議では、常任委員会などの新たな顔ぶれも決まった。
本市選出の議員では、藤代優也氏(53)=自民党・4期=が厚生常任委員会に所属した。野内光枝氏(57)=立憲民主党・1期=は、産業労働常任委員会に入り、共生社会特別委員会の副委員長に就いた。谷口氏は、産業労働常任委員会に所属した。任期はいずれも1年。
第2回定例会は7月11日(金)まで開催される。