記念企画の花火に注目!「第50回江戸川区花火大会」が8月2日に開催
都内屈指の規模を誇る「第50回江戸川区花火大会」が2025年8月2日(土)に江戸川河川敷(都立篠崎公園先)で開催。対岸の市川市と同時開催され、およそ1時間の間に約1万4000発が夜空を彩る。2025年は50回大会特別企画も!
50回を記念する2つの目玉企画を用意!
「2025年に50回を迎える江戸川花火大会は、1973年のオイルショックの雰囲気を吹き飛ばそうと地元の方々の熱意で始まったと聞いています」と話すのは江戸川区産業振興課の薬師寺さん。開催当初は約1000発を打ち上げる小さな花火大会だったが、徐々に規模が大きくなり、1985年には対岸で行われていた市川市の花火大会も加わり共同開催となった。東京側と千葉側の両岸から楽しめることもあり、毎年多くの人々が江戸川の花火を心待ちにしている。
50回目の目玉企画は2つ。1つ目は、公募企画で選ばれたアイデアの中からオリジナルデザインの花火が4つ披露される。自由で独創的な花火に注目したい。2つ目は、江戸川名物ともいわれる「富士の大仕掛け」のギネス世界記録(TM)への挑戦だ。例年より5m高い、高さ55mの山型花火の打ち上げを予定していて、花火ファンの間でも話題となっている。
老舗花火業者の鍵屋がプロデュース
江戸川区花火大会の特徴のひとつが、BGMとシンクロした演出。全部で7つのプログラムから構成され、音楽に合わせて花火がダイナミックに打ち上がる。第1章のオープニングでは、わずか5秒間1000発が一気に打ち上げられ、開幕から息をのむ演出が。フィナーレの第7章では怒涛の金カムロが連発され、「夜空が金色のシャワーで埋め尽くされる光景は圧巻です」(薬師寺さん)。
江戸川区花火大会を第1回から手掛けるのは、「かぎや~」の掛け声でおなじみの宗家花火「鍵屋」。江戸時代に創業し360年を超える歴史を誇る鍵屋が、緻密なコンピュータ制御技術による花火を高速で打ち上げる。「今年は50回の記念の年なので、オープニングやエンディング、富士山の仕掛け花火はもちろんですが、鍵屋さんによる大会史上最高のプログラムを用意しています。演出も凝ったものになっているので、ぜひお楽しみください」と薬師寺さん。例年会場の上流側(小岩方面)は比較的空いているとのことなので、余裕をもって出かけて夜空に咲く大輪の花火を楽しもう。
開催概要
「第50回江戸川区花火大会」
開催期間:2025年8月2日(土)※荒天の場合は中止
開催時間: 19:15~20:20
会場:江戸川河川敷(東京都江戸川区上篠崎1-25 都立篠崎公園先)
アクセス:地下鉄新宿線篠崎駅から徒歩15分
【問い合わせ先】
江戸川区花火大会実行委員会事務局☎03-5662-0523
URL:https://www.city.edogawa.tokyo.jp/hanabi/
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供
香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。