新江ノ島水族館 初の図鑑刊行 海岸の無脊椎動物を紹介
新江ノ島水族館初の図鑑「えのすい海のずかん・江の島むせきつい海岸どうぶつ図鑑」が、来月10日(月)に発行される。
前身の江の島水族館時代の1987年から定期的に江の島の海岸で見られる生き物の種類や密度の調査を続けてきた記録をもとに制作。背骨を持たない無脊椎動物であるカニやヒトデ、フジツボ、ゴカイなど水族館の人気者から一風変わった生き物まで253種を128ページにわたって紹介している。そのほか、動物の見方や生き物の見分け方、観察のポイント、調査開始時からの環境の変化などもわかりやすく解説されている。
図鑑は縦180mm、横148mmのハンディサイズ。同館担当者は「ぜひこの図鑑を手に江の島の海岸へ出かけてみて」と呼び掛けている。
図鑑の定価は1430円(税込)。2月10日から館内ショップで販売される。図鑑を購入した先着300人には、オリジナルデザインのしおりがプレゼントされる。
バレンタイン企画も
また同館では来月28日(金)まで、バレンタインシーズンにちなんだ館内イベント「恋する”えのすい”」を開いている。
今の時季にしか現れず、神秘的な姿から冬の妖精とも呼ばれるクリオネが期間限定で展示され、来場者の恋を応援するほか、企画展「えのすいの深海展」では深海生物の恋愛や繁殖にまつわる展示が行われる。
営業時間は午前10時から午後5時。問い合わせは同館【電話】0466・29・9960。