実証実験 キャリーケース預かりサービス 相鉄・東急新横浜線 新横浜駅で1年間
相模鉄道(株)と東急電鉄(株)は、相鉄・東急新横浜線新横浜駅南改札外に設置された待合室で8月1日から、キャリーケース専用一時預かりサービス「キャリーパークサービス」の実証実験を開始した。これは鉄道利用者の利便性・快適性向上を目的にキャリーパーク(株)と連携して行うもので、鉄道駅の待合室に同サービスを設置するのは初めて。
移動の際に荷物になるキャリーケースを一時的に同サービスの専用ロック装置に預け、「快適な観光・移動」を実現するための実証実験。利用者自身のスマートフォン専用アプリからキャリーケースの取手を施錠・開錠ができ、預かり場所の空き状況も確認できる。設置台数は8台。利用料は2時間200円で、アプリによるキャッシュレス決済となる。
新幹線の乗客や横浜アリーナ、日産スタジアムなど駅近隣の施設への訪問者が多く利用する同駅。相模鉄道(株)営業部駅務サービス課課長代理の漆畑正樹さんは「キャリーケースを持つ国内外のお客様が多い。駅にはコインロッカーも設置されているが、サイズに制約があるため大きなキャリーケースは預けづらい。また設置数も少なく、大規模イベント開催時には保管場所不足に悩まされている。その課題解決の一助になれば」と期待する。実証実験は来年7月末までの予定。