<ルール違反>子どもの友だちが校則を破ってまでキーホルダーをつけている。学校に報告するべき?
小学校のルールっていろいろなものがありますよね。学校によっても大きく違うこともありますし、もしかしたらママたちが驚くようなルールもあるかもしれません。今回の投稿者さんは、娘さんが通っている小学校のあるルールをめぐって頭を悩ませてしまっているようです。
『ランドセルにキーホルダーをつけるのは学校で禁止されています。それなのに娘のクラスの子がキーホルダーをつけているようです』
小学1年生の娘さんを育てている投稿者さん。娘さんが通っている小学校でのルールのひとつとして「キーホルダー禁止」というものがあるのだそう。ところが娘さんの友だちのなかに、キーホルダーをつけている子が……。そこで投稿者さんは「キーホルダーはつけたらだめだよ」と優しく注意しました。すると相手の子は「これは反射板なの」とひと言。見てみると確かに反射板になってる、有名キャラクターのキーホルダーだったようです。ちなみに相手の子によると、その反射板キーホルダーにはお母さんの連絡先も書いてあるのだそう。その子はおそらく、お母さんからキーホルダーをつけるように言われたのですね。しかし投稿者さんは渋い顔。娘が羨ましがるから困ってしまうし、ルール違反だし……とどうしたものかと悩んでいます。旦那さんに相談したところ、「反射板キーホルダーで親の連絡先が書いてあるものならいいんじゃないの?」と楽観視している様子です。投稿者さんは学校に言いつけようかとも考えていますが……。
学校のルールを破ってまでキーホルダーをつけたいの?
『反射板はランドセルカバーでいいし、ルール違反させてまで持たせるものなのかな? って、疑問だよね。こんなことでわざわざ親が違反のお手本見せちゃうのはなんだかな』
『こういう小さいことでも、家庭の方針って出るよね。「バレなきゃいい」精神の親に育てられてるのはちょっと可哀想』
『最近はルールの隙間を狙うようなことをする人が増えて面倒くさい。そしてそんなことする親はクレーマーで付き合いたくないタイプばかり』
投稿者さんに共感するコメントが寄せられました。学校のルールを軽視して勝手にキーホルダーをつけさせている親への不信感すら伺えますね。「バレなければいい」という考え方が、子どもの倫理観に悪影響を及ぼすのではないかという懸念の声もあがったようです。またルールの隙間を狙うような行為は、他の保護者から見ても好ましくないものでしょう。学校のルールは基本的に、子どもの安全や学習環境のために設けられているものであるはず。それを守らない行為は、周囲にも迷惑をかけることにもなりかねません。
キーホルダーくらいで目くじらを立てる必要、ある?
そんな保護者、ちょっと面倒くさいかも
『私からしたら、投稿者さんが面倒くさいと思っちゃうな。そんなことで学校に連絡してる人が身近にいたら、面倒くさい親認定しちゃう。他人のことなんてどうでもよくない?』
『ちょっと投稿者さんは怖いわ……。キーホルダーくらいでいちいち本人に言って、反射板だと聞いてもそれでも気が済まず先生にまで言おうとしてるその執着心』
『本人にも言って更に学校にも言おうとか……なんでその子にそんなに執着してるの? 怖いよ。あまりやりすぎると、娘さんも変な正義感をもって面倒くさい親子になるよ』
共感の声が集まる一方で、投稿者さんが直接子どもに注意したり学校に報告しようと考えたりする姿勢に対して、疑問を呈する声も聞こえてきました。「他人の家庭のことに過度に干渉すべきではない」と主張するコメントもあったようです。些細なルール違反に対して過剰に反応する姿勢は、執着しているようにすら感じたママも。自分の子どもにはルールを守るよう教えつつも他人の行動には深入りしないのが、大人としての適切な距離感だというのがママたちの考えなのでしょうね。過度な正義感はかえって周囲との摩擦を生み、子どもにも悪い影響を与えかねません。
他人の家庭のことは気にしすぎないほうがいい
『よそはよそ、うちはうち。他人の子だしほっとく』
『他人のことなんてどうでもよくない? 背景の把握ができない他人に対して、干渉しないスキルを磨く。それだけのことだよ』
子どものころに親から「よそはよそ、うちはうち!」と言われたことはありませんか? この考え方は大人同士の関係でも使えそうです。「他人と自分は違う」という考え方をいつも念頭に置いて、不必要に干渉しないくらいがちょうどいいのかもしれません。当然ながら、他人の行動の背景をすべて知ることはできません。だからこそ深入りせず、自分の家庭に集中するのがいいと考えられているのでしょう。
わが子が羨ましがったときには親子で話し合うべき
『うちの子も友だちに対して「ズルい」と言ってたことがあったけど、「実は許可を得ているかもしれないし、自分がしないからズルいって思考は捨て去りなさい」って教えてたよ』
『子どもが羨ましがったときは、「違反してまで持ちたいものなのかな? だめなものをこそこそつけて楽しい?」と教えるいい機会だと思う』
『こういうのって教育のチャンスだよ。闇バイトとかもそうじゃん。長い目で見るとルールは守ったほうがいい。って考える力をつけるためのステップだよ』
わが子が羨ましがる点にも困っている投稿者さん。しかし視点を変えてみれば、こんなときこそ親子で話し合うチャンスかもしれません。「あなたはルールを守ろうね」と諭すもよし、「みんな事情があるのかもしれないよ」と広い視野の意識をもたせるもよし。いろいろな声のかけ方ができそうです。
ルールを守っていない子を見て、「学校に苦情を入れるべきか」とまで考えてしまった投稿者さん。しかし相手にも何か事情があるのかもしれません。基本的には「よそはよそ、うちはうち」とのスタンスでいることで、相手に深入りすることなく自分のイライラも少なくなるのではないでしょうか。