子供、大人が楽しめるおにぎり体験。100周年の老舗・大森屋のおいしい新提案
10月27日のゲストは、株式会社大森屋営業企画部、植田宏志(うえだ ひろし)さん。2027年に創業100周年を迎える大森屋が、いま新しいおにぎり体験を提案しているのだとか。子供から大人まで楽しめるおいしい商品へのこだわりや、老舗食品メーカーとしての今後の展望をうかがいました。
パキッと簡単「おうちで焼きおに」
植田大森屋は、再来年2027年に創業100周年を迎える総合食品メーカーです。味付海苔をはじめ、緑黄野菜ふりかけ、しじみわかめスープなどを製造・販売しています。
西田ご飯のお供を中心に展開しているんですね。いま特に力を入れている商品があるんだとか。
植田2025年8月に新発売した「おうちで焼きおに」というペースト状の商品です。おにぎりに塗ってトースターやフライパンで焼くだけで、簡単に本格的な焼きおにぎりがつくれます。1袋で焼きおにぎり6個分がつくれて、税込220円です。
西田パキって折ると中からペーストが出てくるという商品ですね。どのような原料が使われているのでしょう?
植田醤油をはじめとする調味料です。子供でも片手で簡単に塗れるように、この「パキッテ」という容器を採用しました。
おうちでつくれる本格的な焼きおにぎり、いざ実食!
西田ほどよい甘さがありますね。
植田お子様にもおいしく食べていただけるように、少し甘めにしております。
西田ミニサイズはおやつみたいでいいですね。
植田はい。焼きおにぎりをおやつとして召し上がる方も多いので、今日は小さなおにぎりをご用意しています。
西田可愛くておいしいです。おにぎりに塗って焼くだけ、というところにこだわりが詰まっているように思います。
植田トースターで焼いても焦げずに、屋台の焼きおにぎりの香ばしさと味わいをもっと簡単に再現できるよう、試作を重ねました。
西田焦げも味のうちではあるかもしれませんが、実際に食べてみるとこの食べやすさが大事なんだと思います。西田香ばし醤油味のほかに、焼きカレー味もあるんですね。
植田子供が大好きなカレー味ということで、スパイスのほかに隠し味としてウスターソースも使い、特別な味に設計しました。子供から大人まで楽しんでいただきたくて。
西田常温で保存できるのもいいですね。冷蔵庫はいっぱいになりがちなので。
つくる楽しさを日本の未来に、日本食のうれしさを世界に
西田100周年に向けて、大森屋の展望をお聞かせください。
植田大阪万博で「のり結び」というおにぎり屋を展開していた際に、非常に多くの海外の方にお越しいただきました。今後は国内のみならず、海外に向けて日本の食文化のよさを伝えていけたらと思っています。
西田現在「のり結び」はどちらにあるんですか?
植田京都の寺町にございます。注文を受けてから、その場で握りたてを提供するお店です。具材は鮭のようなオーソドックスなものから、すき焼きなどインバウンド向けのものまで幅広くございます。海苔が別添えになっていて、有明海産の味付け海苔と焼き海苔、瀬戸内海産の焼き海苔の3種類からお選びいただけます。
西田やはり3種類それぞれに違いがあるのでしょうか?
植田有明海産は口どけが柔らかくて旨みが強い。瀬戸内海産は海苔の質がしっかりしていて、食べ応えがあります。
西田東京への出店は?
植田ぜひ、チャンスがあれば。
西田ほかに100周年に向けた大きな動きはありますか?
植田親子参加型の料理教室など、つくる楽しさがわかるイベントをやっていきたいと思います。
西田会社ホームページにも載っている、スローガンの「つくるひとが楽しい、食べるひとがうれしい。」がいいなと思いました。今日は、株式会社大森屋営業企画部の植田宏志さんにお話をうかがいました。ありがとうございました!
(TBSラジオ『見事なお仕事』より抜粋)