「復活には時間がかかる」米国ナイキの第1四半期は最終利益が28%減と大幅なマイナス
米国のナイキ(NIKE)は10月1日、2025年5月期の第1四半期決算を発表した。売上高は前年同期比で10%減となる115億8900万ドル(約1兆6919億円*)で、四半期純利益は同28%減となる10億5100万ドル(約1534億円)と減収減益で、最終利益は前年同期から大幅なマイナスだった。
ナイキのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高財務責任者(CFO)のマシュー・フレンド(Matthew Friend)は、「この規模での復活には時間がかかるが、我々は早期に勝ち取るだろう」とコメントしている。
ブランド別では、主力である「ナイキ(NIKE)」の売上高は111億ドル(約1兆6206億円、前年同期比13%減)、「コンバース(CONVERSE)」は5億100万ドル(約731億円、同15%減)と、両ブランドともに2桁のマイナスだった。
ナイキの社長兼最高経営責任者(CEO)は、ジョン・ドナホー(John Donahoe)が退任し、10月14日付けでエリオット・ヒル(Elliott Hill)が就任する。新CEOに就任するエリオット・ヒルは、「才能あるチームとともに、大胆で革新的な製品を届ける」と語っている。
*1ドル=146円換算(10月4日時点)