中央林間小4年畑山穂果さん W受賞で最高位 日本バッハコンクールで
中央林間小4年の畑山穂果さん(10)が2月8日・9日に東京都渋谷区内で開催されたピアノ演奏の「日本バッハコンクール」(主催/株式会社東音企画)で最高賞の金賞1位を獲得した。同じ曲を弾いた出場者の中で最も評価された奏者に贈られるベスト賞も合わせ、W受賞となった。
15回目を迎えた日本バッハコンクールは、「音楽の原典を学ぶ」をコンセプトにした大会で、日本随一の規模を誇るとされる。
全国数地区の予選を通過した奏者が全国大会に進む。畑山さんが出場した小学3・4年C部門には147人が出場し、金賞1位の座をめざした。
畑山さんは、演奏曲にインヴェンション第2番ハ短調を選択した。「弾きやすくて自分に合っていると感じた」とその理由を語る。緊張感が張り詰める中、楽譜通りにミスがない上で、持ち味である会場内の音の反響、こもり方に配慮した演奏を披露して審査員や観客を沸かせた。
大会を終えて畑山さんは「金賞1位とベスト賞を受賞できると思っていなかったので驚いた。涙が出るほどうれしかった」と振り返った。
畑山さんがピアノを始めたのは3歳のころ。母の康枝さん(44)が経験者だったこともあり、勧められてスクールに通い始めた。
現在は、7月から予選が始まるコンクールに向け、自宅のピアノで毎日およそ2時間半ほどの練習に励んでいる。「昨年は最高賞を獲れなかったので、今年は1位を目指して頑張りたい」と畑山さんは次の大会にむけて意気込みを語った。