30代夫婦の《リアル家計簿》子どもが2人……。パートで働きながら貯蓄を増やしたいです【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな家計簿を大公開。家計簿の収入と支出の内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【30代夫婦、4人家族】
【リアル家計簿】30代夫婦、4人家族の場合
家族構成
夫……30代、会社員
妻……30代、パート
子……5歳と2歳
【相談内容】今やっている投資はiDeCoだけです。ほかにおすすめの投資はありますか?
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
効率的に資産運用をすすめるための制度活用術
GOODポイント
質問者さんのご家庭では月収35.5万円に対して約26.7万円で生活されており、収入の約75%でやりくりできていることになります。
資産形成を進めるうえでは「収入の8割で生活し、残りを貯蓄や投資に回す」ことが理想とされているので、素晴らしい家計管理ができているといえますね。
気になる支出項目をチェック
全体的にしっかり家計管理ができていらっしゃいます。
だからこそ、交際費と娯楽費が合わせて14,500円と控えめなのが気になるところ。
息抜きにも適度にお金を使うことで、長い目で見たときに家計管理がうまくいくことも多いですよ。
投資商品の特徴とは?
iDeCoは老後資金づくりに特化した制度で、掛金が所得控除の対象となります。
さらに運用益が非課税というメリットもありますが、60歳まで引き出せないのがデメリットです。
老後よりも前に使う資金にも備えたい場合は、同じく運用益が非課税で、いつでも売却可能なNISA制度の活用がおすすめ。
生活や将来の目標に応じてiDeCoとNISAを使い分けると、より効率的な資産形成が可能になりますよ。
まとめ
・収入の75%で生活できている優秀家計です。
・息抜きにも適度にお金を使って、長期的な家計管理を。
・iDeCoは老後資金作り最適。NISAはいつでも売却可能で、柔軟な使い方が可能。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。