川崎市市制100周年事業 「緑化フェア」春開催始まる 3月22日から3会場で
市制100周年を迎えた川崎市が今年度の開催地となった「第41回全国都市緑化かわさきフェア」の春開催が、3月22日(土)に始まる。「富士見公園」「等々力緑地」「生田緑地」の3会場で4月13日(日)までの23日間、花と緑の祭典が続く。
「全国都市緑化フェア」は1983年から年に一度、全国各地で開催されてきた。市制100周年を象徴するイベントとして、川崎市が2024年度の開催地となり、昨年10月19日から11月17日までの秋開催期間では計約94万人が来場した。
富士見公園会場(川崎区)のテーマは「多様性」。約6万株の花々で川崎の多様性を表現するメインガーデンのほか、最先端の緑化技術を駆使した垂直花壇も見どころの一つ。ウクライナ人による雑貨店等、多様なブースも出店する。
等々力会場のテーマは「体験・体感」。市の担当者は「ファミリー層が多い地域なので『楽しさ』も意識して準備した」という。正面広場では香りや手触りなど五感に訴える植物が来場者を迎え、等々力球場前の「アクティブガーデン」でも、「五感」で植物を楽しむ体験型の仕掛けが用意される。
生田緑地会場(多摩区)は「歴史・文化」をテーマに、自然豊かな緑地の存在と、緑地を守る地域の文化と歴史を市内外にアピールする。岡本太郎美術館など緑地内の文化施設とのコラボレーション企画も多彩で、フェアの「ラストナイト」となる4月12日(土)には、秋開催に引き続き岡本作「母の塔」のライトアップイベントも行う。
3月22日は富士見公園会場(川崎区)でオープニングイベントがある。4月13日の最終日は「カルッツかわさき」(川崎区)で、会場づくりをした子どもたちや若者らを招く「総合閉会式」や「クロージングイベント」がある。
等々力で多様なコラボ
地元等々力会場では、さまざまな企画が進められている。日替わりで地元店舗のキッチンカーが出店されるほか、期間中の週末にはステージイベントも。22日・23日は自然と豊かなライフスタイルを提案する「等々力緑の暮らし市」が開かれるほか、中原区ソーシャルデザインセンターのブースも出展される。詳細は公式ホームページ。