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【キシャメシ】甘酸っぱい『こくわの実』が旨味を増幅!こくわ屋 藤兵衛でいただく絶品カレー

にいがた経済新聞

こくわカレーハーフセット(1,200円)とおすすめトッピングの炙り下田豚(300円)

雪で看板が埋もれる「こくわ屋 藤兵衛」

下田に向かう国道沿い、右手に「こくわ屋 藤兵衛」の看板をみかけた人は少なくないのではなかろうか。

数年前、道の駅やいい湯らていでは「こくわ屋 藤兵衛」が作った「こくわソース」や「こくわドレッシング」が販売されていて、自宅で手軽に下田産のこくわ商品を楽しむことができた。

今はどうやらドレッシングなどの商品は作っていないとのことだが、こくわをふんだんに使ったカレーを店内で食べられるとのこと。寒い日も熱い日もほどよい気候のときもカレーは美味しい。

看板を目にしたら、自然とカレーの口になってきた。しっかり除雪された駐車場に感謝しつつ、お邪魔します。

お店の入り口から中に入ると、持って帰れるお土産や下田さんのコシヒカリが売っていて嬉しい。

カレー以外にもわらびを練り込んだ蕎麦やうどん、おにぎり、スイーツがある。

目移りしそうだが、本日の目的はこくわカレー。のちほどスイーツもいただきたくため、ここはハーフサイズをチョイス。おすすめ!とでかでか書かれたトッピング。これは頼まない選択はない。

こじんまりした落ち着いたお店なので、料理を待つ間にこくわの栽培やその他下田に自生している山の実の奥深さについて店主が話してくれた。こくわの別名はサルナシ。あまりにおいしくてサルが食べ尽くしてなくなるから、という説もあるとか。

こくわカレーハーフセット(1,200円)とおすすめトッピングの炙り下田豚(300円)

ほどなくしてこくわカレーが到着。ハーフサイズとはいえ炙り豚のインパクトが強くてボリューミーに見える!美味しそう!

少し赤みが強いような……?ひとくちいただくと、酸味と甘みを感じる奥深いカレーソースだ。くどくはなくサッパリとした味わいで、スパイスもしっかり効いていて美味しい。

辛党の人は少し物足りないかもしれないが、こくわの味を感じられるここでしか食べられない特別な味がする。

ピクルスはマタタビとズイキ。福神漬けときゅうりはクラッシュしてあり、カレーソースに混ぜやすい工夫がされていた。

炙り豚は柔らかく、噛むたびに口のなかに甘みが広がる。食べ応えもバツグンだ。

あたんざきチーズケーキ(単品600円)

あたんざきはブリーベリーの仲間で、この実も下田の山に自生しているのだとか。アントシアニンがブルーベリーの倍あると聞き、一粒一粒噛み締めながらいただく。とっても美味しい。

ちなみに、あたんざきチーズケーキの単品は600円だが、こくわカレーハーフセットはカレー、デザート、ドリンクのセットで1,200円、炙り豚トッピングが300円、あたんざきチーズケーキはセット価格+100円で合計1,600円で食べられる。お得だ……。

おにぎりのテイクアウトもあり、種類も豊富。春になると山菜料理が増えるというので、季節をまたぎまた訪れたいお店のひとつとなった。ごちそうさまでした。

(編集部AI)

【店舗情報】

店舗名:こくわ屋 藤兵衛

住所: 三条市笹岡2235

営業時間:11:00~14:00

定休日:水曜日

<グーグルマップ>

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

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