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日本における人権問題。10年後はどうなる?

文化放送

12月13日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは「10年後の人権」というテーマで、ジャーナリスト・青木理氏に話を伺った。

鈴木敏夫(文化放送解説委員)「今日は “10年後の人権”というテーマで考えていきたいと思います。これは全ての基本なのかなと思いますよね。我々の人権が守られるから幸せがあるという」

長野智子「2024年はそれをとても考えるニュースが多かったんです」

青木理「“人権”っていうことでいえば、僕がずっと取材しているテーマでいうと、今年はいわゆる冤罪事件、特に袴田事件でようやく58年ぶりに雪冤を果たしましたけれども。密室での取り調べっていうのは、やってもいない人を、有罪なら死刑判決を受けるかもしれないのに自白させられてしまうっていうのはおかしいので、取り調べの可視化どころじゃなくて弁護人が立ち会えるような制度にしましょうよとか、人質司法っていうものをいい加減なんとかしましょうよとか、あるいは警察・検察が集めた証拠っていうのは我々の委ねた権限と我々が納めた税金に基づいて集められている以上、本来は公共物なのできちんと法廷に示して、それに基づいて裁判が行われなくちゃいけないとか、冤罪に関する論点っていうのは僕に言わせればもう出尽くしているところがあるので」

長野「そうだと思います」

青木「警察や検察に逮捕されて冤罪の被害に遭うなんていうのはほんの一部の人なので、自分には関係ないって思うかもしれないけども、刑事被告人とか刑務所とか拘置所とかもそうなんだけど、そういう状況に置かれた人の人権がどういうふうに守られているのか、あるいは守られていないかっていうのは、その国や社会の人権の一番わかりやすい基準みたいなところがあって。それでいうと、この国の人権って同性婚とか(選択的夫婦)別姓もそうですけど『いやいや、どれくらい守られているのかな?』っていうあたりは、少し絶望的な状況になりつつあるけれども、10年後はなんとかしなくちゃいかんよなと。10年後じゃ(遅すぎて)ダメなんですけどね」

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