多機能鉄道重機の製品名称が決定 「高所や危険な場所でも自在に作業を行う革新的な機能性を表現」
多機能鉄道重機の製品名称は、「ZIZAI(じざい)」に決定――JR西日本、人機一体、日本信号、東洋車輌が30日、発表しました。今後、日本信号から販売される製品の名称として使用されます。
【参考】
あなたが「多機能鉄道重機」の名付け親に!? 2月末まで製品名称募集
https://tetsudo-ch.com/12995584.html
多機能鉄道重機「ZIZAI」は工事車両一体型の人型ロボット。作業者は操縦室からロボットを操り、安全を確保しながら危険な高所作業などを遂行します。2024年7月からJR西日本の鉄道メンテナンスで正式に運用されており、架線支持物の塗装、支障樹木伐採などで活躍しています。
鉄道分野におけるインフラメンテナンスの高所作業への適用を目指して開発されたものですが、鉄道以外の分野でも活躍できる可能性を秘めており、そうしたロボット重機に相応しい名称を求め、4社は今年1月下旬から2月末にかけて製品名称を募集していました。応募総数は383件。選考は開発・生産に関わった4社で実施。
「ZIZAI」は「人と機械がインタラクティブに作用し、高所や危険な場所でも自在に作業を行う革新的な機能性を表現」した名称として評価されています。