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[Alexandros]がアルバム『PROVOKE』の発売を記念したライブイベント『”PROVOKE” LAUNCH PARTY』を開催。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。

[Alexandros]が3年ぶりオリジナルアルバム『PROVOKE』の発売を記念したライブイベント『”PROVOKE” LAUNCH PARTY』を開催した。

4月23日にリリースされたニューアルバム「PROVOKE」には、「金字塔」（ドラマ『プライベートバンカー』の主題歌）、「超える」（アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』第1クールオープニング主題歌）など全15曲を収録。メンバー4人の衝動とセンスが凝縮された充実作に仕上がっている。

本作を引っ提げた全国ツアー『PROVOKE JAPAN TOUR 2025』の直前に行われたこの日のイベントでは、アルバムの収録曲はもちろん、代表曲・ヒット曲を次々と披露。現在の[Alexandros]の充実ぶりを見せつけた。

新たに制作されたSEとともに登場した4人は、冒頭からアッパーチューンを連発。メンバー全員の気合いが漲るステージングによって、フロアを埋め尽くしたオーディエンスを熱狂の渦へと巻きこんでいく。この日のライブは彼らにとって、2025年最初のワンマンライブ。「ツアーの前哨戦にようこそ！ もうすぐ5月だっていうのに、やっと初ワンマン。“やりたくてやりたくてしょうがない”というセットリストを用意しました！」という川上の言葉に対し、観客は大きな歓声と拍手を送った。

セットリストの軸になっていたのは、「金字塔」「超える」をはじめとするアルバム「PROVOKE」の楽曲。さらに既存の人気曲を交えることで、“期待に応え、予想を超える”というべきステージを体現した。注目すべきは、アルバムの新曲がライブでもしっかりと機能していたこと。この先のツアーでもさらなる進化が期待できそうだ。

アンコールの最後に演奏されたのは、この日2回目の「超える」。観客の撮影が許可され、熱狂のパフォーマンスの様子はSNSでも瞬く間に拡散された。

ライブ中のMCで川上は「3年かけてアルバムを仕上げて、みなさんの手元、耳元に届けられたことがすごくうれしい。最高傑作だと思っているし、今の[Alexandros]詰まっているアルバムです」（川上）と胸を張った。全国ツアー『PROVOKE JAPAN TOUR 2025』は5月2日(金)の宮城・仙台ギグス公演を皮切りに、名古屋・福岡・札幌・大阪・東京のZeppほか各地のホールやライブハウスなど全国18箇所・計24公演で開催。会場によって少しずつセットリストが変わる予定ということで、各地で刺激的なライブが繰り広げられることになりそうだ。

また、「Coffee Float (feat. hard life)」のMVが4月29日20時に解禁された。楽曲に参加したUKのバンドhard lifeのマレー・マトレーヴァーズも出演。雨の東京で撮影されたスタイリッシュな映像が印象的なMCに仕上がっている。ニューアルバムと合わせてMVもチェックしてみよう。

文＝森朋之
撮影＝河本悠貴