乙浜港のサビキ釣りで小サバ&イワシを50尾キープ【千葉】まきエサ同調でヒット連発
5月18日(日)、朝マヅメのフカセ釣りで余ったまきエサを持って乙浜港へ移動。到着すると、天候が悪いせいで釣り人は少ない。
小サバ&イワシ狙いのサビキ釣り
港内の様子をみると、濁りが入っていてクロダイ狙いには条件がよさそうだ。まきエサを立ちウキの周辺に次つぎ撒いてアタリを待つ。
沈んでいくまきエサを眺めていると、立ちウキがスッと消し込んだので大きくアワせる。軽い手応えで上がってきたのは小サバ。海中に目を凝らすと、同魚やイワシがまきエサに群れているのが見える。
クロダイを狙うフカセ釣りでは厄介なエサ取りだが、この時期はゴマ漬けや丸ごと竜田揚げにすると美味しいので、サビキ仕掛けで狙ってみる。
車に常備しているマルキユーのアミ姫にアジパワーを混ぜる。前者は、常温で保存可能なアミエビ。溶解の手間がなく、いつでもすぐに使える。さらに、独特の臭みがほとんどなく、フルーティーな香りで女性や子どもにも手軽。
小サバ&イワシ連発で50尾キープ
まきエサを撒くと、多数乱舞しているのが見える。しかし、警戒しているのか、一瞬群がるとすぐにいなくなってしまう。まきエサヒシャクを使って撒くだけではなかなか釣れないので、サビキ仕掛けにまきエサカゴをセット。
すると、単発ながら食ってくる。さらにサビキのサイズを小さくして、仕掛けをまきエサの帯に同調させるイメージで狙うと、連続ヒット。
鮮度よく持ち帰るため、10尾ほど釣れたら、バケツから海水氷の効いたクーラーに移し替える。
仕掛けの投入と、釣れた魚を外す作業を手早くすると、順調に数が伸びていく。途中、釣れない時間もあったが、群れが通ると連発するパターンが続き、1時間で50尾程度キープできた。
お土産を美味しい料理に
その後、クロダイ狙いを再開するが、干潮に近づくと水深が浅くなってしまう。気配がないので、釣り場を洗い流して10時に納竿。持ち帰った魚は、竜田揚げやゴマ漬け、イワシはフライにして美味しく食べた。
小サバのごま漬け
釣れた小サバは港で頭と内臓を取ってから海水でよくすすぎ、水分を除いてから大量の塩が入ったビニール袋に入れてクーラーで持ち帰る。
保存容器に腹を開いた小サバを重ねて塩を振って半日ほど塩漬けにする。
完了後、軽く水で洗い、水分をキッチンペーパーで拭いて保存容器に並べ、(A)に半日漬け込む。(A)を捨て、(B)を加えてさらに半日浸け込んで完成。15cm未満なら酢で骨も柔らかくなる。
(A)酢900cc、酒100cc、砂糖さじ3杯
(B)みりん100cc、黒ゴマ150g、生姜細切100g、赤唐辛子数本(輪切り)、柚子の皮少々
<週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュー関東版』2025年6月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。